のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

生もの、揚げ物、冷たいもの、甘いものを控えて養生

東洋医学では五行(肝 心 脾 肺 腎)の脾(ひ)が健康の基本と考えています。

 

他が大事じゃないというわけではないですよ。

 

気血水(エネルギー、栄養、津液)を作り出す源が脾なので、ここが弱っているとそもそも身体を動かす材料が不足するのでなにかしらの不調がおきます。

 

私は肩甲骨のL字の角の膏肓(こうこう)というところが長年痛むのですが、その治療で鍼灸院に行っても脾胃を労わる生活をするようアドバイスされます。

 

どうして痛む場所と違うところを養生しろというのか長年謎でしたが、そもそもの土台から整える必要があるからなのですね。

 

無理せず苦痛にならずやれる範囲で生もの、揚げ物、冷たいもの、甘いもの、コーヒーを控え、野菜・果物たっぷりの食生活を心掛けました。

 

油断すると手軽な加工食品、アイスクリーム、スウィーツなどカロリーは高く栄養価の低いものに手が伸びます。

 

出来合いの惣菜は揚げ物が多いですし美味しいですよね。

 

外食は簡単だからとお刺身定食を選んでしまいます。

 

あれもこれも制約だらけじゃ続きませんし、注文する前にちょっと立ち止まるようにしてみました。

 

コーヒーは習慣で飲んでいただけ、揚げ物はさほど好きなわけじゃない、お刺身もないと困るほどじゃない。

 

思い込みを外し、できない、無理‼︎とやる前から否定せずゆるくゆるく続けているところです。

 

そして東洋医学だけに偏らず西洋医学の力も借りて、1日6000歩をクリアし飽きない養生を実践しています。

 

ちなみに冷蔵庫の製氷器は稼働していませんし、ロックアイスもこの数年、数えるほどしか買っていません。

 

すぐ効果の出ないことはやめてしまいがちですが、ゆるい養生ならいつのまにか思わぬ形で効果が出てくるはずです。

庭仕事が楽になるためのアイテム選び

実家は地方の田舎にありがちな、意味なく広い敷地で多くの樹木に囲まれているため手入れに難儀しています。

 

祖父も父も庭仕事を苦痛に感じることなくやっていたので私は見る専門、手伝ったことはほぼありません。

 

しかし母の介護スタートと同時に、これまで自分の都合で手入れしていた父の自由がなくなりました。

 

明日の雨の前にこれだけ仕上げておこう、とか雨の後のタイミングこそやっておきたい作業など天候に自分を合わせなければならないのに叶わなくなりました。

 

父の突然死で私はなんの引き継ぎもせずぶっつけ本番で草むしりから枝の剪定まですることになり、昔の開拓民の人々の苦労が理解できるほど?大変さが身にしみました。

 

いったいいつからあるのかわからない巨大な樹木や、むしってもむしってもキリなく伸びてくる雑草に太刀打ちできず、地元の友人たち総出で炎天下の作業をしてもらいました。

 

自分でやればタダなのに、などの考えは捨てなければいけません。

 

維持管理費をまだ正確に把握できていませんから、謝礼を払うたびにいつ解放されるのか不安になっていきます。

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少しでも作業を楽にするため道具に頼ることにしました。人力の限界を知りましたから。

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家にあるものより近代的で使い勝手やコスパの良いものを調べ、伝手を頼り、使い方のレクチャーまでしてもらいお盆に植木の体裁を整えました。

 

やり方と仕上がりはおいおい綴っていく予定です。

 

 

コーヒーの解禁は母の葬儀だった

2ヶ月半ほどコーヒー断ちしてみて、実はただの習慣で飲んでいただけなのがわかりました。

 

代わりに温かい紅茶を飲むようにして、胃腸を冷やさないように養生していました。

 

ストレスでみぞおちが痛む機能性ディスペプシアになったこともあり、刺激の強いものや冷たいものを極力避ける生活をしていました。

 

酷暑だからと冷たいものばかり摂っていても涼しくはならないですしね。

 

暑くても熱い紅茶、温かいご飯でも苦痛ではありませんでした。

 

ときどき心の声と身体の声が違うこともあります。

 

アイスコーヒーをがぶ飲みしたい‼︎

 

でもそのあともっと飲みたくなってキリがなくなる。

 

無理な我慢じゃなくできる範囲で、ときどきビールを口にしても生ものは避けるとかゆるい方法でした。

 

お陰で薬の力も頼りながら夏場のふらふらも少なくなんとか秋を迎えられました。

 

すると今度は母の容態が急変しそのまま葬儀へ。

 

通夜振る舞いや火葬の待ち時間で飲食しなければならず、緑茶もたくさん飲めないのでコーヒーに手を出してしまいました。

 

久しぶりの味は本当に美味しくて、コーヒー断ちの効果を体感しました。

 

たまに飲むから美味しい。

 

それに尽きますね。

ここさえ見ればわかるようにしておいて

親が突然死すると同居でもない限り、どこになにがおいてあるかなんて聞いてないのではないでしょうか?

 

金庫があったとして、その鍵は預かっていますか?または鍵のありかを知っていますか?ダイヤルキーの番号を知っていますか?

 

その中に権利書や保険証券、通帳、実印その他きちんとわかるように整理されていますか?

 

なかなか聞きにくいことですし、この話題をふると「縁起でもない‼︎」とか「俺を殺す気か‼︎」などと反論されると思います。

 

でもね、困るのは遺された人なんですよ。

 

冷静になりましょう。

 

わからないことばかりでお子さんやその配偶者を困らせたくないでしょう?

 

頭がはっきりしているうちに、どこになにがどのぐらいあって、医療や葬儀にこのぐらい使えるから心配いらないよと一言あるかないかでかなり負担感が違ってきます。

 

自分だけの問題だけではありませんから、亡くなったあとの事務処理の煩雑さにまで目を向けて下さいね。

 

私は公正証書遺言書があっても、なかなかスムーズにいきませんでしたよ(税理士と司法書士の連携がとれていなかったなど)

 

手続きしてくれる人の負担を少しでも減らしてあげることも終活です。

 

自分の気持ちを書き記しておくのもいいですが、現実を直視してものごとがスムーズに運ぶような配慮もお願いしたいものです。

 

いま伝えられていないなら、そういう場を設ける勇気を持ちましょう。

 

 

葬儀界の花ビジネス

父の一周忌と母の阿経忌が同日なので、近所のお花屋さんでアレンジメントを作ってもらいました。

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PCスクールの先生のお宅のアレンジメントが綺麗で「どちらで作ってもらったのですか?」と聞いて紹介されたお花屋さんです。

 

いつも季節の花を絶やさず、宣伝も特にしていないのになかなかのセンスです。

 

オーナーとは遠距離介護から実家の庭木、雑草問題、延命治療、葬儀界の裏事情まで多岐に渡るお喋りをします。

 

葬祭ホールなどのお仕事もされてるのですか?と訊ねると「あの業界の花屋さんは仕事屋さんという特殊なところがしてるんですよ」と教えてくれました。

 

そう、それ。

 

私の叔母もお花屋さんの仕事をしていて冠婚葬祭の事情通です。

 

葬祭ホールで葬儀のランクを決めると(祭壇の)花もついてきますが自分で持ち込みできることはご存知でしょうか?

 

かつ持ち込み料を取られることも。

 

私も数年前に初めて知って驚きました。一生知らなくても困りませんがね。

 

都会の葬祭ホールも同じで、駅チカで駐車場無料で運用できるにはそれなりのカラクリがあって当然です。

 

供花スタンドも葬祭ホールに発注できますが、好きな花屋さんから注文することも可能です。

 

叔母曰く葬祭ホールさんの花はスタンドのバランスを考えると茎が長すぎるとのこと。

 

いわれてみればそうかな?という程度ですが、叔母のところから取り寄せた供花と比べると一目瞭然でした。

 

私たちは知る由もない仕組みのなかで生かされ見送られるのですね。

 

さて、そろそろ父の一周忌と母の49日法要のお花を発注しないと。