孤独って数値化できるのか

政府が孤独・孤立調査

国をあげて孤独や孤立に対策を講じる時代なんですね。私のように好んで孤独でいる人をほっといてくれないんでしょうか（笑）

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210531/k10013061341000.html

 UCLA孤独感尺度という調査手法を使うらしく日本人に適用できるのか謎ではあります。質問例として

・人との付き合いがないと感じることがどれくらいありますか？

・取り残されていると感じることがどれくらいありますか？

・他の人たちから孤立していると感じることはどれくらいありますか？

どれにも当てはまりかつ孤独を感じてない人にもなんらかの対策が取られるんでしょうかね。そういう人にとっては大きなお世話でしょう。

記事でちょっと気になったのは日本のムラ社会問題もあり「社会的に望ましい回答をしなければならないのでは」という意識が働き結果にバイアス(偏見)が生じるのではないかとありました。孤独は共助も必要ですが自助努力もちょっといるんですよね。だから私はピアノ教室を運営していて地域の人が立ち寄れる場を提供しているのです。

教室には様々な人が出入りし私もお喋りできるためひとりが好きでも孤独ではないのでしょうね。そんな気楽な場が増えれば孤独調査をするほどでもないと思いますが。

中国の少子高齢化に歯止めはかかるのか

三孩政策(3人子政策)

時事問題を扱う中国語レッスンでした。ついこないだまでひとりっ子政策で2人目からはペナルティだったのに今度は3人にしてくださいって政策転換のようですね。10年ごとの人口調査でおよそ14億人のうち60歳以上のシニア層が18.7%で10年前より5.44%増え15〜59歳までの現役層が63.35%で6.79%減り14歳までの若年層が17.95%で若干増えています。

人口分布は沿岸部の経済発展著しい都市エリアに集中しています。当然地価も物価も高くその生活を維持するために高収入の仕事につき996といわれる社畜のような働き方をせざるをえない人も多そうですよね。日本も似たようなものです。早く気づいて対策を打てばシニア層を支える担い手不足に対応できるかもしれませんがどうでしょう。

地方出身者が喉から手が出るほどほしい上海戸籍は簡単に手に入らず、しかしこれがないとお子さんに良い教育を受けさせられない、都市の住居費は高い、そもそも男性が余っている、結納金をローンを組んで工面するなどまずは家庭を持つだけでもハードルが高すぎます。現状に即した助成金やなにかしらの補助がないと日本と同じ未来がくるかもしれません。

柳のようにしなやかでありたい

強情頑固は己が損するだけ

母がアルツハイマーと診断されてすぐ主治医からデイサービスをすすめられました。毎日なにするでもなくぼんやり家で過ごしドロドロの靴を布団の中にしまいこんだり、処分するため出しておいた食器を全部食器棚に戻したり余計な雑用が増えるばかりで困っていました。昼間デイサービスへ行けばそのあいだに片付けも進むし父も楽になるのにと思ったら「そこまでは考えていません」というじゃないですか‼︎

あのさ、自分の立ち位置理解できてる⁇当時の私はまだ遠慮があり母の奇行に困っているくせに他人を頼れない父を諭せずにいました。介護施設を「姥捨山」などと非難する人に言葉をえらんで説明しても同意しませんしね。

高齢になったらどんなに見た目が若くても昔しっかりしていても若い人のはなしは聞いたほうがいいですよ。聞いたうえで判断すればいいし自分の思い込みに気づければラッキーです。知らない人ばかりのデイサービスへ行かせるのは不安かもしれませんが行ってみなきゃどうなるかわからないんですから。

ご自愛カルチャー

自分をいたわれてる⁇

日本人は大丈夫⁇と聞かれたらたいがいの人は大丈夫ですとこたえますよね。たとえ大丈夫でなかったとしても（笑）聞く方だってそれを想定してるんですから当たり前ですね。体調がイマイチだとか実は困りごとを抱えているなど弱音を吐くのを恥ずかしいとする文化なんですね。これぐらいで大変なんていえない、もっと辛い人もいるのになどよく聞きませんか⁇そろそろ昭和の価値観は卒業したいですよね。そのせいで多くの人が無理や我慢を重ね心身の健康を損なってきたのですから。

お若い方は実感ないかもしれませんが気圧や天候で人の身体は左右されるものです。梅雨時に満員電車で通勤すれば湿気で汗をかくのにこもった熱が発散されず気持ち悪くなる。だるくてやる気が起きないところ座りっぱなしのテレワークで身体が固まる。不調を早めにキャッチして養生する方法を知っておくといいですよ。

私は中年になるまで↑のような状態でアイスコーヒーをぐびぐび飲んで甘い菓子パンやお菓子、パスタを好んで食べいつも不調で心までねじくれていました。ご自愛とは好きなものを好きなだけ食べるのではなく心身を労わり温める食材や環境を選ぶということです。今わからなくてもいずれ実感できます。加えて弱音を吐ける相手や場所を複数持っておきましょう。

リアル黄昏流星群

大人同士のおつきあい

先日行ったお店でついたての向こうに70代とおぼしき男女が通され仲良くお喋りしながら食事を楽しんでいました。聞こえてきた会話から夫婦ではない気の合う友人同士といった感じでした。もしかしたら双方が伴侶を亡くした間柄かもしれませんね。お互いを尊重し気安いなれなれしさもなく、かといって相手を探り嫉妬するような未熟さもなく老成ってこういうことなのか⁇と羨ましくなりました。

聞き耳を立てていたわけじゃありませんが亀戸天神近くの社宅にいたころは〜とか〇〇駅が最寄りで〜、孫が〜など年齢相応のお喋りのあいまに「天ぷら嫌いなの⁇」などとさりげなく気づかいする様子がきちんと年齢を重ねている感があってこちらも気分がよくなりました。あ、別に不倫でもいいんですよ（笑）よそさんのお宅のことですからね。

介護を受けるにはまだ早くかといって自粛のご時世に新しくお友達をつくるなど難しくストレスが溜まっている高齢者も多いことでしょう。そんな時にちょっといっしょにランチしたり近況報告のできるお相手がいるというのは恵まれていますよね。日ごろの人間関係がこういう時に救いになったり負担になったりさて、私はどっちなんだろう⁇