のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

徘徊防止策

認知症の母は初期から中期にかけて徘徊が酷く本当に大変でした。その頃は足腰も丈夫で、自分の意思でどんどん歩いていってしまうのでいっときも目を離せませんでした。なぜか夕方たそがれてくるとソワソワしだすのでした。おそらく今いる場所の居心地がよく…

リニア体験乗車会

ダメ元で応募したら抽選で当たりました。試験走行のニュースを見るたびに、自分も開業前に乗ってみたい‼と思っていました。思っているだけでは実現しないので、どうすれば乗れるのかJR東海のホームページなどで調べました。 募集回数は年間で決まっていて、…

森田真生さん数学トークライブ

独立研究者森田真生さんが著書「数学する身体」で小林秀雄賞を受賞されたと、昨日のニュースで報道されました。実は二カ月ほど前の夏至の日、鎌倉で行われたお話会に参加したばかりでした。 私が森田さんを知ったのは、たまたま出版社のミシマ社さんのツイッ…

親の持ち物

親がゴミ屋敷に住んでるのは嫌というほどわかったけれど、日頃使っている持ち物にまで気が回りませんでした。例えば母がデイサービスへ通う時のカバン。中はB5ファイルの連絡帳が入っていて施設からの今日の様子が記載されます。帰宅後、家族がそれを見て返…

行きたい場所へ行き、会いたい人に会うⅡ

泉岳寺の中は四十七士の墓地以外に一般の方の墓地もあり、普通の霊園と変わりません。ホームページで購入相談なども受付けしています。お盆やお彼岸、赤穂浪士の命日以外にお参りしてるのは殆ど忠臣蔵ファンと思われる人で、静かでこじんまりとしていました…

行きたい場所へ行き、会いたい人に会う

自分の手持ち時間があとどのぐらいあるのか誰にもわかりません。普通に考えて平均寿命までと考えるなら、私の場合あと30年はあります。しかしその30年も後半の10年は老化やなんらかの病などで介護や闘病という形になるかもしれません。 今の過ごし方やものの…

実家の片づけ 廊下編

前回書いた通り、裏玄関からトイレまで伸びる廊下に三段のメタルシェルフが二つ縦列していて、カニさん歩きでないと通れませんでした。しかも廊下突き当りのトイレドア左のスペースには、二段の扉つき食品ストッカー右には30年前の一体型になる前の巨大乾燥…

実家の片づけ キッチン編Ⅱ

実は実家には400㍑の冷蔵庫がもう一台あって、リフォームする前キッチンだった場所にありました。今の冷蔵庫に入りきらない加工食品や栄養ドリンク、冷凍室は霜だらけの冷凍食品や食べきれず捨てるのも惜しいとその時思ったであろう、トレー入りの切り身魚や…

実家の片付け キッチン編

八畳ほどのスペースのダイニングキッチンに四人掛けダイニングセット、400㍑の冷蔵庫、食器戸棚、米びつつきレンジ台、テレビ台、高さ130㌢ほどの三枚扉の整理収納家具、冬になると灯油ストーブを置くのでモノだらけで動線確保もままなりません。 こんな住環…

遠距離介護 移動の苦労

千葉県と宮城県は400km以上離れています。新幹線の乗車時間はわずか一時間半なので、首都圏で日々通勤に費やす時間と同じぐらいの人も多いかと思います。けれど前後の乗り換えや待ち時間を加味すると、結局片道4時間近くを移動に充てることになります。半…

書道教室Ⅲ

基本的な道具を揃えて、緊張しながら書道教室の初日に会場へ向かいました。13時スタートだから先にランチを済ませたほうがいいのかな?と思い、ターミナルビルのパスタ屋さんで軽く済ませると困ったことに眠気が襲ってきました(笑)そうだった‼漢方薬局で証(…

書道教室Ⅱ

筆を立てて持つことさえ知らない私は本当の初心者で『絶対先生は呆れてるに違いない』と思いつつ、『ここで尻込みしていたら、またやりたかったことを何かしら言い訳してやらない人』になってしまう‼と思い、マンツーマンで比較する相手もいないのだし正直に…

書道教室

遠距離介護で実家と自宅の往復ばかりで、介護に直接携わっていない時間を有意義に過ごしたい、自分の為に使いたいという思いがいつもありました。いくら座禅会や法話会に参加して、調心・調息・調身を意識しても、何か自分がしたいことやそれまで様々な言い…

法話会Ⅲ

更にご住職のお話は続きます。物忘れがあっても気にしてはいけません。気にすると本当にぼけてしまいます。よく喋る人は頭が働いてぼけません。男性に多い頑固一途で趣味のない人や怒りっぽい人は要注意です。笑うとNK細胞があらわれます、イライラせず笑…

法話会Ⅱ

ご住職のお話は私たちが暮らす住まいへ移っていきました。何か事件があったりするとその土地に魔がついているとわかる。土地は神様からの借り物なので地鎮祭という儀式をしてから家を建てる。東北・北西の鬼門に水場を作ってはいけない。新築やリフォーム時…

法話会

座禅会に通いだしたころ日本橋の奈良まほろば館のイベントで、奈良の阿倍文殊院のご住職のお話会があることを知り申し込みました。長く関西住まいで寺社仏閣史跡などそれなりに好きでしたが、すべてを回ることはできません。阿倍文殊院は行ったことがなかっ…

座禅会Ⅲ

後半の25分はもう自分との戦いでした。唾液を飲み込むタイミングすら掴めず呼吸も荒くなってくるのに動けない、姿勢を崩せないというのは静かな苦行でした。それでも「終わったらそごうで買い物しよう」とか「駅前のカフェでコーヒー飲もう」「次回は早めに…

座禅会Ⅱ

ここ数年心の平穏を求めてなのか、ある程度の年齢層の方々が仏教を学んだり、法話会や座禅会に参加しているのを見かけるようになりました。単純に自分もそちら側にシフトしただけで、以前は意識しなかったものが目に入るようになっただけかもしれませんが。…

母の衣替えⅣ

10月の一週間の滞在は芋煮会の参加、母の通う介護施設へのご挨拶、途方に暮れるほどの衣類ゴミの選別であっという間に過ぎていきました。地方の田舎の8DKの広いだけの家は、埃・蜘蛛の巣・ガラクタだらけの物置小屋同然でした。本家だから自宅で葬儀や法要…

母の衣替えⅢ

母の大量の衣類を目の前に怒りと呆れで途方に暮れていた私ですが、とにかく手元に残った服をざっくりでも夏物冬物ぐらいに仕分けしなければりません。肌着類も買ったまま忘れていたものが同時に大量に出てきたので、半袖長袖、ズボン下ていどの区分が必要で…

母の衣替えⅡ

文字にすれば簡単そうな親の家の片付けや衣替えも、置かれた状況は人それぞれなので大変さも様々です。自分でボタンやファスナーを留められなくなった母の服装は基本被りものとウエストゴムのズボンです。寒暖差は前開きのカーディガンで調整します。なので…

母の衣替え

10月の帰省は母の衣替えも仕事の一つです。ずっと仕事をしていた母はとにかく衣類が膨大で、専業主婦になってからも服を買い続ける生活でした。どこかフォーマルな場に出掛けるでもないのになぜそんなに似たようなデザイン・用途のものを何十着も持ってるの…

芋煮会

猛暑の介護帰省から二ヶ月後また実家へ行きました。10月の爽やかな気候は気持ちよく、前回より身体も楽でした。帰省に際しては多くのお世話になっている方に会ったり挨拶に伺ったりするので、事前に手土産の手配をするだけでも案外疲れてしまうものです。母…

孤独死Ⅳ

同年代の似た境遇の友人の身に起きた出来事は他人事ではありません。郷里が離れている、親が高齢で介護を必要としている、実家がゴミ屋敷化している。そのまま私にも当てはまる状況です。彼女はいつも『姉や夫のせいで自分だけが嫌な思いをさせられている』…

孤独死Ⅲ

二週間ほどで東京に戻ってきた友人から事件?の経緯の連絡がきました。昨日の記事に書いたような内容で、羽振りのよかった実家は自宅が抵当に入っており、当然お父様は公正証書遺言など残していなかったので相続できるものはなにもなかったそうです。事業資…

孤独死Ⅱ

しばらくして葬儀の為九州に帰省した友人から連絡がきました。 朝に通いのヘルパーさんが応答がないのを不審に思い通報したところ、お父様が室内で倒れている状態で発見されたそうです。彼女が到着した時、既に親族がご遺体の傍で家の片付けをしていたらしく…

孤独死

まわりの友人の親御さんもみな老いてきています。既に他界された方や施設に入所された方、在宅老老介護や遠距離介護など状況は人それそれです。 学生時代から仲良くしていた友人は九州出身で都内に所帯を構えました。地方の田舎特有の人間関係のしがらみが嫌…

太極拳と気功

通っていた漢方薬局で、気巡りをよくする為に併設の太極拳教室でお試しレッスンを受けてみませんか?とお誘いを受けました。ヨガには通っていたけれど、太極拳ってどんな感じなんだろう?テレビで見るような、北京の朝の公園でするみたいなものかしら?と思…

ドラゴンクエスト

マインドリセットといえば聞こえがよいのですが、介護から解放された千葉での生活はなるべく自愛、自分のご機嫌取りを優先にしています(笑)四六時中介護に囚われていると気分も暗く『今』楽しむのすら悪いことのように思いがちです。本来そんなことはないの…

ケアラーズカフェ

自宅に戻った私はいくら寝ても疲れが取れず、でも普段の生活が送れることがとても嬉しかったのでした。あの怒涛の一週間はなんだったのだろう?実家でのペースの読めない母の行動や大声で矯正しようとする父の対応を思い出すたびに、今後の成り行きが思いや…