のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

満蒙開拓団II

先日の続編ですが、日本に引き揚げてきて我が家で父ときょうだい同然で育った菅原氏は私の祖父に学校を出してもらい、大陸ではぐれた父親が生きて北海道の奥高見にいることがわかりました。 kaigo-mind.hateblo.jp 母親はすでに亡くなっていましたが、やはり…

わかりあえなさに注目するインタビュー講座

二重被爆者の山口彊氏のインタビュー記事を書籍化した尹雄大さんのワークショップに参加しました。 私はこの本が彼の仕事と知らずに読んでいたのですが、やはり言葉の端々に感じるセンスがなんともいえず秀逸で気に入った部分に付箋を貼っていました。 尹さ…

親とのサヨナラを想像してみよう

どんなお別れになるか想像通りになどいきません。 父は以前から長患いや延命治療を拒否していて、苦しまずにあちらへ行きたいと願っていました。 実際その通りになったのですから天晴れ‼︎としかいいようがありません。 日本人はあまり死について語ろうとしま…

漢方スタイリストへの道

認知症の母に抑肝散を飲ませた間違い、私に処方された加味逍遙散、疎経活血湯の仕組みが知りたくなり漢方スクールに通いました。 遠距離介護に通う日程と調整しながら、できるだけ振り替え受講せずに済むようスケジュールを組みました。 国際中医師から東洋…

トンポーローができたわけ

豚の角煮(トンポーロー)がいつ、どんな経緯でできたかご存知でしょうか。 詩人で官僚の蘇東坡(そとうば)が、11世紀に政策に反対した罪で捕らえられ死刑判決を受けました。しかし減刑され湖北省黄岡市に流罪になりました。 https://matome.naver.jp/m/odai/21…

MCI(軽度認知障害)

今だから話せるのですが、実はものすごくショックだったんですよ。 六月に父をMRIとMRAの撮影に連れて行きました。小さな脳梗塞が発見された程度で、念のため受診とタカをくくっていたら記憶を司る海馬に萎縮が見られるとの診断が。 つまり認知症のグレーゾ…

落ちてるチャンスは拾おうよ

私が大家さんをしているピアノ教室の管理会社さんは大手メーカーさんの販売店もしています。 独自のコンサートやイベントも盛りだくさんで、平日の昼間にバーで講師の方のリサイタルなどもやっています。 私もアフタヌーンコンサートと銘打った大人の社交場…

遠距離介護は奇跡の連続で成り立っていた

今朝、通院の為のタクシーがずっと捕まりませんでした。 土砂降りの朝以外は殆どそういうことはなく、ふつうに駅まで行ってそこから東京駅に出て新幹線に乗っていました。 それをずっと当たり前のように自分の中でパターン化していました。 大雪、台風、ミサ…

そもそも母の衣替えで帰省したんだった

東北の秋はいっきに冬に近づくので、いつも早めに秋冬物の支度をしておきます。 10月の二週目ぐらいにカーディガンやセーター、長袖肌着やズボン下と軽いコート類まで準備しておけば次の帰省まで間に合います。 毎年その繰り返しなので、さほどの時間はかか…

戒名代を知りたい人だけ読んで下さい

葬儀代を明朗にしようじゃないかという風潮が高まっています。 よくわからないものは誰でも不安になります。なので定価をうたうサービスが好まれるのだと思います。 さて私の実家は臨済宗妙心寺派の檀家なのですが、今回父の戒名をどうするか?で同じ檀家の…

ピアノ教室の保護者さんと会話

父の焼香にピアノ教室の保護者さんが来てくれて初めてきちんとお話する機会がありました。(私は大家さんをしています) 別の保護者さん繋がりでウチの教室を選んでくれたとか、たまたま父が対応した方だったり。 県外に住む夫と別居婚をしているが、自分の親…

葬儀後の片付けと入所の手続きと

叔母に手伝ってもらいながら香典返しの返却分をまとめて、ヘルパーさんの支払いや母の衣替えと入所手続きの書類を書いて、納骨と法事の日取り決めをして、なんだかもうヘロヘロ。 合間に同級生のご主人が灯油配達に来てくれて「お父さんとウチの紀州犬の話を…

不在郵便物のゆくえ

大事な郵便物を局止めにしてほしいと連絡したら、住民票のあるご家族の委任状が必要ですという判で押したような解答が。 認知症の母は字が書けないし、事情が理解できないし、ずっとお泊りサービスだしどうせえと。 私がいつもいるわけじゃないし、まぁ田舎…

また不思議なシンクロが

もともとの帰省予定の12日がお通夜になった。その日は父の母親の誕生日だった。翌13日が葬儀で私の母の誕生日だった。 私のネイルサロンの予約が10日になっていた。ジェルを落としてから葬儀に行けるような段取りが組まれていた⁈ 父は亡くなる前日に散髪に行…

今日の雑務その他

金融機関に相続開始の告知をしに行きました。 必要書類の記入と私の本人確認証、父の謄本と公正証書遺言書の提出。 告知前はまだキャッシュカードで限度額まで下ろせますが、あとでなにに使ったぶんなのか葬儀費用の明細なり添付します。 金融機関が分散され…

有難い地元の友人達

お通夜のあとに控え室で休んでいたら、小学校からの同級生やピアノ教室の管理会社に勤務していた友人が訪ねてくれました。 あまりにも突然だったので、連絡が行き届いていませんでした。 同級生は「さっき看板見て知って‼︎」と慌てて駆けつけてくれました。 …

この身体は借り物

檀家になっている寺院へ納骨やおつとめの打ち合わせに行きました。 夏に妙心寺の夏季講習会に参加した旨お話すると、やはり花園大学出身の住職との会話も弾みます。 座禅の時間は頓知の問いを考えるための時間らしいです。 犬に仏心はあるのか? 松島湾の海…

遠距離介護に一片の悔いなし

父の突然の訃報に、なんだかまるで予想していたかのように冷静な対応をしました。 離れて暮らしているからどうにもならないこと。工夫次第でどうにかなりそうなこと。なんとなくわかっていました。 少し早く帰省していたら現場に居合わせることができたので…

パパ有難う、そしてお疲れ様

7日の朝に電話で、12日に帰省するよと話したのが最後になりました。 9日の夕方、いつも通りメールを送ってしばらくすると母の介護施設から電話がきました。 母の帰宅時刻に鍵が空いてない。父が浴槽で倒れていた。心肺停止状態だった。蘇生の見込みがなかっ…

無駄も余白も大切にしたい

長く社会生活を送っていると、つい合理的で費用対効果を意識した生活をしてしまいます。まぁ当たり前なんですが。 なんの制約もなかったら実はなにを一番したいか?と問われて即答できないことのほうが多い気がします。 自分で自分の本音を意識していないか…

きわどい体験談

私はやんちゃな大人が好きです。 一般的な海外渡航の方法はパスポートとビザの取得等、正当な方法が思い浮かぶと思います。 まぁそれ以外の方法だと問題ですね。 先日お友達とお喋りしていて、今なにかと話題のロヒンギャに言及した折りミャンマーに行ったこ…

また今度ね、はないかもしれない

昨年母の弟が亡くなりました。母のきょうだいは全員アルツハイマー型認知症を発症していて、いま集まったとしてももうお互いのことがわかりません。 弟の葬儀に母は出席できなかったので、弟のお嫁さんと娘が家に来てくれました。 それぞれの近況報告をして…

体の知性を取り戻す

正しくあろうとすることが不安を呼び込む。 この不安の背景には社会的な期待にかなうことが良いことだという思い込みがある。 不安の穴を塞ごうとノウハウや想定がひねり出される 。 私の好きすぎるフレーズが散りばめられた本を読みツィートを辿り、やはり…

マイナス思考の私の思い癖

起きてもいないことをわざわざ先回りして不安になりたがります。(杞憂ともいいます) これはもともとの性格と、同じような考え癖のある母に繰り返し何度も言い聞かされて育った影響もあるようです。 ものごとは捉え方次第でどうにでもなるのに、世界は酷い出…

こういう販促もあるんだ‼︎

地元の百貨店に用事で出掛けたらフォーマルドレスのメーカーさん主催のクラシックコンサートを開催していました。 そこのドレスを着た国立音大卒のアーティスト二人がモデルです。 いわゆるステージドレスというものですね。 彼女たち音大生と一緒に作ったデ…

よく道を聞かれる

近所に買い物へ行く途中などに、よく道を訊ねられます。 ジャージに雪駄で近くに住んでる感が出ているのだと思います(笑)いかにも地元民的な。 ちょっとわかりにくい総合病院の場所を聞かれることが多くて、皆んなが迷うポイントを心得ているので時間があ…

友人からの有難いアドバイス

9月の一ヶ月で4kg痩せた私を心配した友達が、わざわざ時間を作って会ってくれました。 そもそもいい歳をした中年が、ダイエットもしてないのに4kgも痩せるなどおかしい。東洋医学もいいけれど血液検査等で数値を調べてはどうか?との助言でした。 自分が糖尿…

地域抱括ケアの実現

毎週末、お泊まり(ショートステイ)を組んでいる母がドクターのいない日に限って発熱したりします。 毎回スタッフさんが自宅に連絡くれるのですが、つまり家族にどうすればよいかを訊ねるということですね。 常駐ナースにお任せして、ドクターが来たら受診さ…

阿修羅像の作者は渡来人

奈良の興福寺にいらっしゃる阿修羅様が好きで、大阪在住の頃はなんどか拝観しに行きました。 10年ほど前、興福寺リニューアル資金調達のためかトーハク(東京国立博物館)まで出張されてきて、連日大行列の大変な賑わいだったと報道されていました。 私は期間…

袖の下は相手を選んで

地元の介護者の会を束ねている方に、帰省のたびなにかしらの手土産を渡していました。 さほど負担にならないちょっとしたスウィーツとかそんなものでした。 私が不在時に親の様子を気にかけてくれていましたし、狭い地域社会では全方位に気配りしながら生き…