のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

漢方との出会いⅡ

整体やマッサージ、接骨院や整形外科など様々通ってみても、肩甲骨内側にクサビが刺し込まれたような痛みがよくなりません。手が届くのでいつも意識的に揉みほぐしたりしていましたが、硬いピンポン玉のような凝りがなくなりません。仰向けで患部にゴルフボールを当てると飛び上がる痛さです。整形外科で筋弛緩剤を処方され飲んでも治らず、むしろ太ももの肉がダルダルになってるのを買い物で行った試着室で気付きショックを受けたぐらいです。自分の身体がこれまでと違うかんじで何かおかしい・・・普通に病院などに通ってどうにかなるレベルではないのでは?と思い友達に最近の体調を話すと「肺癌って最初背中が痛いんだってね」と言われ、ちょうど自治体検診に肺癌の項目があったので、検査後の受診時画像を見ながら担当医に訊ねてみました。すると「癌だとかそういったものは映ってないので大丈夫です。肩・頸・背中の痛みは整形外科を受診してください」って癌ではないことはわかりました。私の場合整形外科の電気とマッサージに毎日通って筋弛緩剤を飲んで・・・では効果がないのはわかったので、他の手段を考えないと日々の通院に小一時間ってけっこうバカになりません。うまくいって小一時間ですから。一応外出着に着替えたりや他の用事との兼ね合いもあるし、家のすぐ後ろの接骨院ですら朝イチで行ってすでに待ってる人がいるともうそれだけで憂鬱になりました。施術を受けてもその時は気分がよくなりますがしつこい凝りの塊が溶けることはなく、通院に時間ばかり取られてどの方法にも違和感がありました。

 

そこで前から気になっていて敷居の高そうな漢方専門薬局に行ってみました。カウンセリングが要なので基本完全予約制ですが、オープン前に着くように家を出て受付で事情を話して診察を受けました。その日は日本人の薬剤師さんが舌診といって👅の様子を診たり、さまざな質問に答えていき、血圧や脈拍やその他の数値を測る機械でデータを取って私のカルテを作りました。漢方的な体質としては複合型で「気」(生命エネルギー)が不足する「気虚」で「血」(身体を巡る栄養・ガソリン)が不足する「血虚」で「気」の流れが滞る「気滞」とのことでした。これだけでもかなり栄養不足の疲れてイライラしてる人ってイメージですがそのとおりだったのでしょう。体質診断はいいとしてこれで私の肩甲骨内側の二つのピンポン玉はなくなるのだろうか?と疑問でしたがその日は、よく更年期女性に処方される「加味逍遥散」と関節や筋肉の痛みに効果のある「疎経活血湯」と顔に吹き出物があったので「清上防風湯」という三種類の漢方薬を処方されました。毎日煎じて飲めるかどうか聞かれましたがそれ自体がストレスになりそうだし、外出先では無理なのでエキス剤にしてもらいました。もちろん保険はききません。一週間分受け取り、食前にぬるま湯に溶かして飲む方法を教わり店をあとにしました。ここまででおよそ二時間。毎日小一時間の通院から解放されるしヨガで身体を動かして「気」を巡らすようアドバイスもあったので、もうなんだかそれだけでよくなったような気分でした。