のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

空き家は利活用できるの?

実家の敷地に祖父母が暮らした3LDKの平屋テラスハウスがありました。祖父母が他界してから20年経過し、昭和47年から大家さんをしているピアノ教室に転用していましたが、建物の老朽化が進み冬場の火の元確認など大変になってきたのでどうすべきか悩んでいました。

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取り敢えずピアノ教室は両親の暮らす二階建て家屋の一階部分に移し、生徒さんや先生、保護者さんとも接する機会が増え、火の元や水道管凍結の手間がなくなりました。

 

しかし母の介護が始まり、今後平屋を利活用するあても管理能力も私も父にもないので、すぐ解体という結論を出す前にどんな方法があるのか探ることにしました。

 

そこで古民家や築年数の古いマンションなどをリノベーションする専門業者さんを訪ねました。

 

冷たい雨の降る真冬のある日、中野にあるこじゃれた建築スタジオさんに伺うと長身のイケメン一級建築士さんが応対してくれました。(イケメンは大概首にストールを巻いてiPadを持ってるのが定番のようです)

 

相談内容は事前にメールしてあったので、敷地の概要や写真など提出して①地域のコミュティスペース②シェアハウス③介護カフェなどへの転用の可能性を相談させて戴きました。

 

母が認知症であり父も高齢なので自分たちで運営するのは難しく、公的機関や管理してくれるところに委託してできないかと素人ながら考えましたが、人口が少ない場所でハコだけあっても難しいとの結論でした。

 

一応の道筋が見えて私なりに気持ちが楽になりました。そうか、じゃそういう方向性はなさそうだな。じゃ次はどこへなにを相談すればいいんだろう?

 

文字にするとサクッと結論が出てきそうですが、どこのどんな専門家さんに相談すればいいか地図なしで航海に出たような感じで、雲をつかむような話なのです。

 

なので流行りのリノベーションという選択肢はひとまずなしだな、ということがわかり、結論を実家に持ち帰ることにしました。

 

ただそうこうしてるあいだにも、電気も水道も通っているのですから基本料金は毎月かかる、換気もせずに放置していれば痛みが進む、この建物分の火災保険料も固定資産税も払い続ける。結論を先延ばししていても、いずれお荷物でしかありません。

 

私は早急に次の手を打つことにしました。