世界遺産ラスコー展を見てきました。歴史か美術の教科書に必ず載ってるあれですね。今や世界遺産ですからね。
今日は汗ばむほどの陽気で昨日までの不調が嘘のように爽やかでした。やはり気圧で体調が変わるようです。
これは外歩きにうってつけ!と思い急遽昼から上野界隈へ繰り出しました。お目当ては、まだちょっと早い紅葉と動物園です。上野は外国人や旅行客で混雑していて、まぁ大丈夫だろうとタカをくくって動物園口まで行くと、やはり人はみな同じことを考えるようです。行列です。
快晴の日曜日の動物園が空いてるはずありませんよね。柔軟な私は(笑)すぐ隣の国立科学博物館でのラスコー展に切り替えました。もともとこちらも見たかったのです。
さほど混雑もなくすいすい会場は流れていました。2万年前のクロマニヨン人が長さ200メートルほどの狭い洞窟の中を、灯りで照らしながら躍動感あふれる動物を描いたのだそうです。
しかしなぜ描かれたのかはわかっていないそうです。宗教的なものなのでしょうか?文字もないので、説明もないし想像するよりなさそうです。
当時の絵の具(顔料)と筆のように使った石器(彫刻刀)も展示されていました。平らではない洞窟の壁に、どんな姿勢で(脚立があったのかしら?)こんなに上手な絵を描いたのか不思議です。
クロマニヨン人の骨格は手足が長く身長も高く、まるでモデルさんのような体系だったようです。再現された絵がイケメン過ぎました。
洞窟に散乱していたトナカイの骨は絵描きさん達のお弁当の残りだったとか、ミニ情報もありました。
そしてどうやら私はしょっちゅう上野に来てるのに、科学博物館をきちんと見たことがなかったようで、常設展が無料だったり、食堂から骨格標本を見下ろしながら食事ができることを初めて知ったのです。
柔軟な決断で予想以上に楽しめた日曜日でした。