人が住まない家は痛みます。換気も掃除もしないので、澱んだ空気で天井は蜘蛛の巣だらけ、虫が湧いていたり、押し込んだ衣類はカビだらけだったり。
今、ピアノ教室になっている実家の部屋は、昔は小さな床の間、押入れ、作りつけクローゼットが二つもある収納たっぷりの和室でした。
母が認知症になり元々モノを処分する習慣のない我が家は、あっという間に不要品や壊れた家具家財を押し込む物置小屋になってしまいました。
あまりの惨状にリフォームする事になり、屋根裏に板金屋さんに入ってもらいました。
その部屋の横には昔イチヂクの木があり、甘い果実の大好きなスズメバチがよく飛んでいました。
もう木は伐ってしまいましたが側にビワの木があり毎年実をつけています。これもおそらく好物でしょう。
板金屋さんが屋根裏に入ったのは冬でしたが、直径50㎝ほどのスズメバチの巣が出て来ました。
もう巣立った後ですが万が一幼虫が入っていたら大変‼︎焼却処分しました。ハチが入ってこれないよう通気孔は細かいネットで塞ぎました。
介護がスタートする前に是非、親御さんの暮らす家の不具合と向き合ってみて下さい。私は遠距離介護と親家片が同時スタートで本当に消耗したので。