本人の年金や預貯金を出し入れするのですが、金融機関は「ご本人様が来て下さい」の一点張りです。
高齢なのでキャッシュカードも持っていなくて、通帳、印鑑、本人確認証、委任状などが必要になります。
たらればですが、早くにカード発行していればこんな面倒になりませんでした。
三大メガバンクでは家族信託等かなり融通がきく仕組みになっているようです。
ある時、定期かなにかの手続きで形ばかりの本人確認という作業が必要になりました。その時は母の主治医立会いのもと支店の次長さんが施設にやってきて、母を見て本人確認としました。
これからはこのような顧客が多くなることははっきりしています。介護家族も金融機関の手続きに半日も時間を取られるのはキツいです。
父は「銀行は杓子定規な決まりばかり言う!」と怒り心頭でしたが、あんただっていつも似たようなことを言ってるだろうに。
なにごとも順送りです。その時わからなくても時期がくれば嫌でもその立場になります。そして多少の不愉快さと、助けてくれる人の存在の両方に気づくものなのです。
視点を変えよう。いずれ行く道。