高齢親と離れて暮らしていると、わざわざ心配を先取りしてしまうことがあります。
自分が不在時の出来事は仕方ないのですが、情報共有や連携がお粗末だとどうにもならない事態になります。
遠距離介護初期の頃は家族だけでやっていたので、地域にも親戚にも母の状況を話していませんでした。とりわけ父のきょうだいに打ち明けるタイミングを逃していました。
早く喋ってしまえば、皆さん他人事じゃないですから思いがけない支援や手助けを得られるんですがね。当時は分からなかったんですね。愚かでした。
今のように毎週末ショートステイを組んでいなかったので、急な冠婚葬祭に出席するにも母を見守りしてくれる人を探さなければなりませんでした。
その都度あてにされる叔母も迷惑だったでしょう。毎回は無理ですからね。善意だけではどうにもならないのに、身内だからとすぐ頼る父の姿勢も問題でした。
緊急でお泊まり対応してくれる施設を契約し、更に毎週末ショートステイを利用することで、ふいなお呼ばれや行事も気兼ねなく出掛けられるようになりました。
いつも何か不安要因があると心が晴れることがありません。
ここに頼めば大丈夫、あの人に連絡入れればどうにかなる、を複数持ち合わせて自身の不安をなくしていく工夫が必要です。