長く一人っ子政策の続いた中国で、日本より早く高齢化社会が訪れようとしています。
http://college.nikkei.co.jp/article/78532110.html
未だ親の面倒は子がみるべきという意識と、介護保険制度が未整備のため、日本式の通所やリハビリ、お泊まりなど浸透しにくいようです。
文化が違う
そういってしまえばそこまでです。
しかし一人っ子同士が結婚して四人の親をどうやってみていくか、真剣に考えなければいけない時期にきています。
今、他人事でもいずれ自分ごとになります。
経済発展のお陰で大切なものを失ったと捉えるか、経済発展のお陰で家族だけで抱えなくて済む未来がくると捉えるか、立場によりけりですね。
親の介護問題は殆ど子世代が働きざかりの頃に直面します。
介護離職を防ごうとかもう聞き飽きました。大抵は女性が介護の責任者となるパターンが多いのではないでしょうか。
私を含め、好むと好まざると責任者となったケアラー(介護者)の心身ケアにまで言及されることはありません。
日本ですら未だこうなのですから、13億人以上の大国でこのことに気づかなければ、大きな損失になるのではないかと思います。
心の扱い方。
義務感や愛だけでは続きません。
ゴールが見えないし、途中で自分が体調を崩すかもしれません。いつも不安と隣り合わせです。
ケアラーのそういった部分に共鳴・共感してもらえるような仕組みもあれば虐待や無理心中も防げるし、働きざかりの一人っ子たちも能力を存分に発揮できるのではないでしょうか。