豚の角煮(トンポーロー)がいつ、どんな経緯でできたかご存知でしょうか。
詩人で官僚の蘇東坡(そとうば)が、11世紀に政策に反対した罪で捕らえられ死刑判決を受けました。しかし減刑され湖北省黄岡市に流罪になりました。
https://matome.naver.jp/m/odai/2135247459639686201
彼はその境遇にめげることなく生活を楽しんでいたようです。
この料理は湖北省で一番安い肉をいかにおいしく食べるかという工夫からできたようです。現地では東坡肉という料理名だそうです。
彼の詩を参考までにあげておきます
食猪肉
黄州の豚肉は上質で
値段は土のように安いというのに
金持ちは食べたがらないし
貧しい者は料理の仕方を知らない。
ゆっくり火をつけ、水は少なめ。
充分グツグツ煮れば自然にうまくなる。
毎朝起きると、一人前つくる。
自分が満腹になればそれでいい
他人の知ったことではない。
私も以前は作っていましたが最近はもたれるので作らなくなりました。
香辛料の八角も一緒に煮込むと本当においしいですね 。
なにが功を奏するかわからないので左遷なども逆境ではないのかもしれません。
後世の我々に、こんな素敵な置き土産をのこしてくれました。