母がデイサービスを利用していた頃、送迎スタッフさんとドライバーさんが別々のことがありました。
毎朝違うシフトですが、何度か挨拶しているうちに少しお喋りするようになりました。
母を預かってもらっているけれど、果たしてどんな人たちなんだろう?
年配のドライバーさんは奥さんの癌が発覚してひと月ほどでお別れがきて介護も看護もできなかった。
だから残された自分にできることを、と施設のドライバーさんになったということでした。
わざわざ特殊車両の免許を取りに行ったのか、もともと持っていたのかわかりませんが、スタッフさん一人では難しい利用者さんの乗降のお手伝いもしてくれていました。
昼間、施設へ面会に行くと玄関で靴の整理などしていました。
若いスタッフさんもお姑さんにお子さんを預けている人やシングルマザーの人、元プロボクサーの人など様々でした。その中に私の同級生までいました‼︎
様々なスタッフさんがいるので、それこそ多様な生き方をしてきた利用者の事情を深入りすることなく理解してくれて有り難かったものです。
ケアマネと親しくなると、よそのお宅での揉め事の仲裁に入ったりという話も聞きます。
訪問時に口論が増えてくるのは、被介護者の症状が進行するにつれ家族の負担が増えるからで、いつも同じ人ばかりが負担しているとだんだん腹立たしくもなるのでしょう。
メンタルだけではなく金銭負担も増加しますし、急な感染症にも対応していかなければなりません。
介護スタッフさんには持って行き場のない苛立ちを受け止める役割もあって、なかなか大変な仕事だと思いました。