こだわりや地雷の多い人は生きづらそうです。
そんなどうでもいいことに囚われていたら前に進めないでしょう、というところでいつまでも足踏みしています。
その人にすれば一大事なんでしょうけれど本当に大事なことに行き着く前に息切れします。
私の母がそういうタイプで、これじゃ苦しかったろうなと今ならわかるんです。
なんとしてでも自分の都合や意見に人を従わせようとする。自分と違う相手を受け入れない。いう通りにしないと見捨てるとか、外の世界では生きられないというような恫喝まがいの言動もたびたび。
あなたの気にいる人だけで世界は構成されてるんですか。
あの人はこういうところがダメで、あの人は教養がない。教養とか(笑)
人を減点法で値踏みするのもたいがいにしないとね、いずれ誰からも相手にされなくなりますよ。
いつも周囲の顔色を伺って調和しろという話ではなく、自分と異なる人が大勢いるのだという当たり前を知らないことが苦しさの原因です。
漢方的視点で読み解くと、母は常に仕事や介護のストレスにさらされて肝が弱りイライラや焦燥感に苛まれていました。
気(エネルギー)が詰まり気滞(気の巡りが悪い)になっていました。
自分と違う人をことごとく批判せずにはおれない心理も体調や環境からだったんですね。
私も体質が似ているうえ、今置かれている環境も酷似しすぎていて思い当たる節があります。
気滞解消にはとにかくリラックス、負荷のかからない運動、自分を労わるのが鍵ですが言うは易く行うは難しです。
無理にでも休息時間を確保し心身を休め、周りから誰もいなくなったり強制終了する前に自分で自分を救い出したいものです。