たまたまテレビを見ていたら作家の曽野綾子先生が老々介護スタートと同時に「家中のものを捨てた」と語っていてやっぱり‼︎と思いました。
他に家族とよく会話しておく、延命治療について話しておく、通帳を1つにまとめるなどありましたが、在宅介護をするうえで重要なのはやはり動線確保された室内です。
要介護者は些細なものに躓きますからね。
健常の頃には気づかなかった段差や出っ張りで簡単によろめき転倒骨折します。
このことを認識できない高齢者は連れ合いの不自由な身体を嘆いたりなじったりで、住居環境にまで気が回りません。
上手く動けない相手に苛立ちを募らせ、そもそも家中がガラクタだらけらなことに気づかないのです。
思い通りにならない相手に憤る前にまず環境整備です。
私たちは健常の頃、いかに無駄なものに囲まれて暮らしているかわかりません。
身体が自由に動くうちはガラクタだなんて思わないものなんです。
我が家も8割ゴミでしたよ。
父が亡くなり母も入所した今、さらにモノを減らせるはずですが「捨てる判断」ってものすごく消耗するのでちょっと休憩しています。
しかし本音はすべてを処分して身軽になりたいのです。