私の実家周辺は隣組のようなお付き合いがいまだにあり、昔ほどではありませんが冠婚葬祭のときに助けられています。
日頃はご挨拶ていどでも、葬儀のときは必ず出席するならわしになっています。
うちはもう脱退しましたが契約講という互助会のような組織があり、先祖代々そのメンバーだったことにもよります。
都会の人が想像するような町会とか自治会などとも微妙に違うコミュニティです。(山梨の無尽をイメージしてみて下さい)
2年続けて両親を亡くし、私自身葬儀のしきたりをよく理解していないためあちこち手際の悪さがありました。
それをカバーしてくれる人たちがいるのは非常にありがたいことでした。
(法事の案内は一軒ずつ訪問して出欠確認する。その際、2人1組で行動しなければならない。など細かい決まりがあります)
首都圏に暮らす私のいとこなど、火葬が先でそのあとが葬儀という流れを知らずにやってきて「なぜ会場にみんながいないの?」と不思議がっていました。
葬儀のあとに法事(食事会)があり香典とは別に一封包むのですが、それを知らずに飲食しお土産や引き物も持ち帰りましたがあえて指摘しませんでした。
宮城県の葬儀によばれることはもうないでしょうし、自分で気づくべきことだからです。
私にとってはいずれ隣組の葬儀に参列するときに、無知で恥をかかずに済む事前学習ができて貴重な機会となりました。
2度の喪主体験と葬儀慣れというのは数値化できない経験値となったようです。