東洋医学では五行(肝 心 脾 肺 腎)の脾(ひ)が健康の基本と考えています。
他が大事じゃないというわけではないですよ。
気血水(エネルギー、栄養、津液)を作り出す源が脾なので、ここが弱っているとそもそも身体を動かす材料が不足するのでなにかしらの不調がおきます。
私は肩甲骨のL字の角の膏肓(こうこう)というところが長年痛むのですが、その治療で鍼灸院に行っても脾胃を労わる生活をするようアドバイスされます。
どうして痛む場所と違うところを養生しろというのか長年謎でしたが、そもそもの土台から整える必要があるからなのですね。
無理せず苦痛にならずやれる範囲で生もの、揚げ物、冷たいもの、甘いもの、コーヒーを控え、野菜・果物たっぷりの食生活を心掛けました。
油断すると手軽な加工食品、アイスクリーム、スウィーツなどカロリーは高く栄養価の低いものに手が伸びます。
出来合いの惣菜は揚げ物が多いですし美味しいですよね。
外食は簡単だからとお刺身定食を選んでしまいます。
あれもこれも制約だらけじゃ続きませんし、注文する前にちょっと立ち止まるようにしてみました。
コーヒーは習慣で飲んでいただけ、揚げ物はさほど好きなわけじゃない、お刺身もないと困るほどじゃない。
思い込みを外し、できない、無理‼︎とやる前から否定せずゆるくゆるく続けているところです。
そして東洋医学だけに偏らず西洋医学の力も借りて、1日6000歩をクリアし飽きない養生を実践しています。
ちなみに冷蔵庫の製氷器は稼働していませんし、ロックアイスもこの数年、数えるほどしか買っていません。
すぐ効果の出ないことはやめてしまいがちですが、ゆるい養生ならいつのまにか思わぬ形で効果が出てくるはずです。