一年のあいだに相次いで両親が亡くなり二回喪主を務めました。
父の突然死から10ヶ月、ようやく相続手続きが済んだのを待っていたように認知症の母の容態が急変しました。
なんだか状況が掴めないまま次々やってくる事務処理に忙殺され、なんども実家を往復し自分の体調も思わしくないまま流されていきました。
心と身体が乖離した状態でものごとに当たるのは辛く、いつもどこかしら不調があってどこにいてもリラックスできません。
寂しいとか悲しいとか感じる暇もなく庭仕事や雑務に追われ、ようやく法事を済ませることができました。
ごく少数の身内とご近所さんだけなので出欠確認や打ち合わせも去年よりいくぶん楽でした。
とはいっても石材屋さんや葬儀社さんや檀家寺院、料理屋さんとの打ち合わせのためだけに帰省しトンボ帰りするのは想像以上に負担です。
あいまにネイルやアイブロウサロンで身だしなみを整え、演奏会や神社巡りでどうにかこうにか気持ちをあげつつやってきました。
けして周囲が協力してくれないとかじゃないんですよ。
相談したり助けてくれる人がいても、最終確認は喪主である私がしなければならない。責任問題です。
送迎車が来なかったり母の新しい位牌を忘れたり小さな手違いはありましたが、快晴のなか納骨までできて恵まれた1日になりました。
少しだけ肩の荷がおりたので、どこか気晴らしに出かけようかと思います。