認知症の初期はただの物忘れやパーキンソン病などとの違いが分かりづらく、診断が出るまで時間がかかったりします。
私が体験したことで、これぞ初期のアルツハイマー‼︎と確信したのは母が父と誰かがと親しくしていることに嫉妬していた出来事でした。
それは私にたいしても同じで、なぜそんな程度のことで⁉︎と謎でした。
父がお歳暮カウンターの女性と親しげに話していた、私と2人で買い物に行ってなかなか帰ってこなかった。
私が美容院へ行って4時間ほど戻らなかったときなど鬼の形相で玄関でわめいていましたからね。
親が壊れていく過程で、決まってこんな状況のときやりきれなくて消えてしまいたくなるのでした。
というより消えてほしくなりました。
そもそも友達という存在のいない人でしたから家族にたいして異常なまで執着します。
若い頃は多忙で私の寂しさや本音などまるきり無視していたくせに、認知症を発症し誰にも相手にされなくなった途端にまとわりついてこられてもね、迷惑でしかないんですよ。
そうやって肝心なタイミングをいつもいつでも外してばかりで、この人いったいどうなりたくてなにをやってるわけ?
と冷めた傍観者の視点でしかものごとを見れなくなっていきました。