今年も芝浦工業大学さんの講座に参加しました。
自動運転システムは私にとって他人事ではないテーマです。なぜなら認知症の親の免許返納で葛藤があったからです。
現在進められている自動運転システム研究は交通事故死を減らすためで、車両同士だと出会い頭がもっとも多いとのことでした。
現状レベル3の「システムから運転を求められた場合に運転する」というところまで開発されていて、完全自動運転にはまだ道のりが遠いようです。
そこまでにするには最先端の情報通信技術を用いて人と道路と車両を一体のシステムとして構築しなければならず、運転者も操作方法やデータ更新やセキュリティ運用ができないといけません。
例えばスマホだけで縦列駐車するにしてもハッキングされていたら他人でも操作できてしまう。
安全面がきちんとしていて初めて利用できるのですね。
ちなみに簡易テストで私は慌て型で事故の多いグループと判断されました。えええっ⁉︎そりゃ困った。訓練次第で事故の少ないグループ入りも可能とのことでした。(パイロットは全て事故の少ないグループになるそうです)
講義後の質疑応答で事故が減れば保険屋さん、修理屋さん、病院など儲からなくなる。Uberで車をシェアしあえば駐車場もいらなくなり社会構造そのものも変わるだろうとの意見になるほど、と。
私が単純に免許返納してもどうにかなるのでは?と思っていたのとは違うようでした。
完全自動運転にはまだ時間がかかりそうですから、せいぜい慎重な振る舞いをしようと気持ちを引き締めました。