地方の田舎だと学校区が1つしかなくて幼稚園から高校までずっと一緒、親同士も知り合いだったり遠い親戚だったりとかく息が詰まるものです。
自意識過剰な私はそういう環境が嫌で早いうちに地元を出てしまいました。
なにしろどこへ行っても知り合いだらけで1人の時間が持てないんですから。
しかし長い年月を経て親の介護に千葉から通うようになると、地元で助けてくれる人がいるかどうかで介護のクォリティが左右されることに気づきました。
知り合いだらけはむしろチャンス‼︎
実際は母の徘徊や失禁が酷かった頃は誰かに連絡を取るなどの余裕すらありませんでしたが、介護を卒業した今だと当時のことを冷静に話せたり、これからの子たちにアドバイスめいた話ができたりします。
どうぞ私を利用してくれ、という感覚でしょうか。
先日36年ぶりの同窓会に参加し日頃会えない子たちと再会できて、わだかまりなく話せたのは本当に嬉しい出来事でした。
ずっと地元に残ってる子たちが案内状を作ったり恩師に連絡を取ったり面倒な事務をすべて引き受けてくれました。
私と連絡を取り合っていなくても親同士の葬儀には参列したり地元ならではの関係性の子もいます。
若い頃は面倒なだけの人付き合いでプライバシーがないとか青い私でしたが、今となっては親や祖父母からのお付き合いに救われているのでした。