宮城県は火葬が先でそのあとが葬儀です。ここはよその地域とは異なるようです。
お通夜の翌朝8時頃に葬祭ホールを出発し火葬場で喪主挨拶と読経してから火入れします。(火葬時刻は打ち合わせのさい葬儀社さんがスマホから予約を入れてくれます)
2時間ほどの待ち時間は参列者にお茶やコーヒー、お菓子やおむすび、野菜の炊き合わせなど食べてもらいます。(炊き合わせは分家が用意してくれました。お茶コーヒーは用意されています。おむすびはスーパーで予約して葬儀社さんが受け取ってきてくれました)
参列者全員でお骨を拾い骨壷におさめまた葬祭ホールへ戻ります。
葬儀からの参列者の受け付けをして読経〜喪主挨拶。ここまでが葬儀。
その後、親戚と隣組と呼ばれる先祖代々お付き合いのある方々と僧侶で法事会食会場へ(法事料理や引き物の打ち合わせもお通夜前に済ませておきます)
ここで参列者は金一封包んでいくものなので受け付け係が必要です。
故人との思い出や地域のあれこれなど僧侶を囲んで和やかにお話ししながら食事します。
法事料理は持ち帰りを想定された量が出るものなので、終盤になると女性陣が男性陣の折り詰めに料理を詰め始めます。
参列者は白蒸かしというご飯と折り詰め、引き物や菓子など持ち帰ります。
私は地元の慣例に疎く分家の叔母夫妻に頼りきりでした。
いくら葬儀社さんが仕切ってくれても料理メニューや香典返しの品、数の予測など私がやらねばなりません。
どの場面でも参列者さんが戸惑わないよう誘導し挨拶し声がけが必要です。
そんななかでも小学生時代の友人が参列してくれたり同級生のお父さんが来てくれたり幸せな体験もさせてもらいました。
面倒な地域のしがらみ(柵)がたびたび私を救ってくれた出来事でした。