のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

身体のサビが認知症を引き起こすらしい

またまた芝浦工業大学さんの講座に参加しました。

 

今回のテーマは「身体の錆が認知症を引き起こす」というもので、アルツハイマーの母を10年介護し軽度認知症と診断された父を見送った私にとって非常に興味深いものでした。

 

老化の原因には諸説あって有力なのが鉄や銅が酸素と反応して錆びるのと同様にタンパク質や脂質、DNAが酸化して錆びる生体酸化障害説ということです。

 

なかでも脳が酸化しやすいのには理由があり「重量当たりの酸素消費量が多い」「高度不飽和脂肪酸が多い」「鉄の沈着」「ミトコンドリアが多い」からということでした。

 

つまり脳は酸化されやすい臓器だから「抗酸化成分」を摂取して「規則正しい生活」を心掛けるというごく普通の結論でした。ま、ここに行きつくまでがなかなか大変なのですが。

 

上のような生活はいうは易し行うは難しですよね。

 

抗酸化成分というとお茶のカテキン、烏龍茶のポリフェノール、ビタミンC、Eを含む食べ物(果物、青魚など)を積極的に摂る。

 

規則正しい生活は日中活動、夜はきちんと休む、適度な運動というどれも当たり前のことばかりです。(過剰な運動は活性酸素が発生するので逆効果)

 

もう一つは摂取カロリーの制限で、動物で実験したところ同じ年齢のサルでも30%餌を減らしたほうが見た目も若く寿命も延びるという結果だったそうです。

 

たくさん食べると酸素をたくさん使うから酸化するのではないか?の仮説に当てはまるようです。

 

巷で食べない健康法が提唱されていますが理由があったのですね。

 

ゴルフや料理など新しいことを覚えるのは記憶の細胞が伸び、ビタミンC・EやコエンザイムQ10などのサプリメントは年齢を重ねてから摂取しても抗酸化効果があるということでした。

 

それにしても担当教授が40代と申告してましたが(どう見ても50代後半〜60代にしか見えない)学問と実生活は違うのかとも思いました。