のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

ケア友の理想とは

いっとき在宅介護や終末期医療のセミナーなどに通ってなにかしら掴んで帰ろうと必死でした。

 

いってみれば正解がないのに答えを探していたようなものでした。

 

在宅医療に携わる著名な方のトークイベントで質疑応答できる機会がありました。

 

医療・介護職もしくは現在誰かを介護している人が参加していて、皆さん非常に深く考えておられるのがわかりました。

 

多死社会の到来でご遺体の安置場所や火葬・埋葬場所すら不足するのが予想できる近未来どのように対応していくか?みたいな資料も配られました。

 

私がこの1年のあいだに経験したような看取りや葬儀はできなくなっていくだろうと思いました(私自身今のような葬儀スタイルを望んでいません)

 

書店のなかのイベントスペースだったので帰りに店内をウロウロしていると見知らぬ女性に声をかけられました。

 

なんだか面倒そうな人だな。

 

私の直感はほぼ当たります(笑)

 

聞けば要介護4か5のお母様をお父様が在宅介護していて云々と説明を始めました。

 

今よりいい人ぶっていた私はつい話を聞いてしまい自分の身の上も少しお話ししました。

 

「あ、仙台に友達がいるんですよ‼︎なんとかが丘っていう地名で・・・」

 

どこにでもありうる新興住宅団地のことをいわれても共通項すらないですしね。

 

今日のスピーカーのこともなにも知らずに参加したというし、ピントのズレた人なんだなと感じながら駅まで一緒に歩いていきました。

 

駅でまたひとしきり話しだして連絡先を交換したいとガラケーからメールアドレスを差し出され困惑しました。

 

後日お互い頑張りましょうみたいな文章が送られてきて、この人はなにを望んでいたのだろうと疑問に感じました。

 

自分の辛い境遇を喋り倒せる相手や場所は確かに必要で私にもそんな時期がありました。

 

しかし相手の手持ち時間を奪うだけの吐き出しは、自分はスッキリしてもこちらはお付き合いしかねます。

 

ちょっと冷たい言い方かもしれませんが、人間関係もできていないあいだがらで溜まった愚痴を話すのはほどほどにしておくほうがよさそうです。