通院帰りに立ち寄るカフェで上品な奥様と出会いお喋りさせていただきました。
言葉遣いから庶民離れしていて雑な私が気恥ずかしくなるほどでした。
お父様の介護を20年ほどされて見送られたばかりだとか。
数年専業主婦をしたあとお声がかかって仕事復帰されたそうで「定年までお仕事していたんだけど、最初と次の職場で大変な思いをしたことが最後の職場で活きたのよ」
と優しく穏やかな口調で話されていました(菩薩かよw)
「どんなに大変でも腐らず投げ出さずきちんとやっていれば結果がついてきて次へつながる人を見てきたわ」
まるで美智子妃殿下か紀子さまとお話しているようでした(喋ったことないけど)
今、実家にまつわるさまざまな面倒ごとに押しつぶされそうな私に神様が用意してくれたオアシスのようでした(大袈裟じゃなく今の私が望む癒しでした)
「内緒で珈琲を飲みに来たから主人にアップルパイをお土産に買って帰るの」
とこれまた品良く去っていかれました。(浮気がばれても「仕方ないわね〜」と許してくれそうな雰囲気です)
渦中にいるときは世界も視野も狭くなりどこまでも追い詰められていく感覚ですが、私より前を歩く方のお話で少し気持ちが楽になりました。
振り返ったとき「そんなこともあったなぁ」と思えたらいいのですが。
いつも心身ともにギリギリでゆとりがないので、カフェ帰りに温灸治療も受け急遽終日メンテナンスデーの贅沢な1日にしました。