この世はすべて五行(木 火 土 金 水)に分類されている、というのが五行説です。
人間も例外なく五種類にわけられるとされています。
古代中国の医学書「黄帝内経」に分類されているので紹介します。
太陰=心は陰険、貪欲、表は謙虚、温厚。本当の気持ちをなかなか顔に出さない。よく風向きを見ながら行動する。
少陰=他人のものを欲しがり他人の不幸を喜ぶ。心が冷たくて人を助けることは絶対にしない。
太陽=能力もないのによくほらを吹く。失敗しても反省せずに人のせいにする。
少陽=行動は慎重でうぬぼれがち。ちょっとした役職についたら偉そうなかっこうをする。
陰陽平和=物事に恐れることもないし、喜びすぎることもないので、いつも平和な心持ちで物事に接する。人に思いやりがあり、高い地位についても謙遜し、その人徳で人を感服させる。
このような人こそ天の道にかない「治」に至るとあります。
陰陽平和を目指したいところですが持って生まれた資質もあり難しいところです。
しかし心の持ち方が健康にも影響する(心身一如)なら意識したいところですね。