実家は足の踏み場もないゴミ屋敷でした。
ほとんどがもう役目を終えた、もしくは使うタイミングを逃したものばかりで、使えるかもしれないなどと取っておくことが更なる魔窟を生み出す引き金になっていました。
地域のバザーで食器洗剤の詰め替えやその他もろもろ大量のまだ使えるゴミを提供すると「もったいないから家で使いなよ〜」とみなさんに言われました。
しかし買い置きがあるのを忘れて毎日同じ買い物をしてくる母でしたから、どこかで家の外に出さないと死ぬまで片付かないと思いどんどん提供するようにしていました。
私は出しても出しても奥から際限なく出てくるゴミでメンタルがおかしくなり、いつ片付けが終わるんだ?いやそれは自分次第だろうけど早く逃げたいばかり考えるようになりました。
地元の保健師さんと「認知症だからこうなったのか、こうだから認知症になったのかね〜」と話す機会があり、いずれにせよ親の家の片付けという荷の重すぎる役目が私に降りかかりました。
認知症とともに8LDKの二階と3LDKの平屋含む1000坪の断捨離がスタートしました。