のぞみのデュアルライフ(遠距離介護とゴミ屋敷問題)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ

母の席に違う方が座っていた

母がお世話になっていた施設へご挨拶に伺いました。

 

あまりに急なお別れで仲良しの職員さんや事務さんにも退所の挨拶ができていませんでした。

 

受け付けで菓子折りを渡してから母のいたユニットへ向かうと、いつも母が座っていた場所はすでに別の利用者さんの席になっていました。

 

その方はおはなししづらいなりに挨拶してくれたので「こんにちわ」と返しました。

 

ママはもういないんだ。

 

おむかいの席の青島から引き揚げてきた女性に「母、亡くなったんですよ」というと驚いていました。

 

施設でのお別れは日常茶飯事で、次は自分かもしれない日々の積み重ねです。

 

面会へ行くと入口に救急車が来ていたり、施設の車で利用者さんを搬送しようとしている場面に出くわすことが度々あります。

 

他人事じゃなく明日は自分の親かもしれない。

 

搬送先で治療したあと戻ってこれるかもしれないし母のようにそのまま戻らない人もいます。

 

田園に囲まれた穏やかな施設はリハビリやドクターの定期巡回やボランティアさんによるイベントに加え、三度の食事と排泄・入浴介助、おやつや検温・血圧測定などで過ぎていきます。

 

利用者さんが入れ替わってもなにも変わらない毎日が続いていて、本当に母がいなくなったのか今でも信じられません。

 

母はようやく穏やかな時間を手に入れたのにそれは思いがけない形で終わってしまいました。