うちの場合は母と同居の父が突然死しましたから入所は緊急。施設の見学会に参加するゆとりすらありませんでした。
すでに要介護5で私とも別居だったのでデイサービスとショートステイで通いなれた二つの施設が選択肢でした。
物忘れ外来の主治医が常勤している老健に空きはなく、ショートステイでお世話になっていた新し目の施設で入所面談することになりました。
正式な入所までショートステイを少しずつ区切っておよそ1ヶ月ほど母を預かってもらっていました。
面談から契約手続きまで2時間。
緊急時や終末期にどう対応するかシビアなことも聞かれ、あまり考えたくはありませんでしたが現実的な対応を迫られます。
意思決定権は私にあり判断を委ねられています。
契約書に署名捺印し割印を押して双方で保管します。
その後、個室に案内されベッドの掛け敷き布団と枕はあるけれどタオルケットや毛布は持参する、衣類収納のチェストは持ち込んでほしいなどの説明を受けます。
そのあいだもチェストが自分の車に積めない、だれに軽トラ借りよう?頭の中はぐるぐるです。
父の葬儀後の事務処理や法要の仕度も並行でやっていたため、私の疲れは限界を超えていました。