幼稚園から仲良くしていた友達と小学校にあがってからも遊んでいました。
お互いの家で宿題をしたり漫画を読んだりという、地味なものでしたが。
ある土砂降りの朝、通学途中べつの友達に「○○ちゃんのお母さん亡くなったんだって‼︎」と切羽詰まった様子でいわれました。
数日前に彼女の家で遊んだばかりでお母さんが紅茶を淹れてくれたのでした。
聞けば自宅トイレでの縊死だったとのことでした。
宮城県沖地震の際、身を呈して私を守ってくれたご主人の女性問題に悩まされての結果だそうです。
梅雨入り前後の急に蒸し暑くなる時期に突発的な事件が増えるのは気のせいではなく、五行(肝 心 脾 肺 腎)の心(しん、夏、心臓含む精神活動が活発になる)の季節だからという考えがあります。
漢方では心(しん)は神明(しんめい)をつかさどるといわれ、人の精神・意識・思想活動のコントロールタワーと捉えられています。
心(しん)の不調と不安感はリンクしておりまずは心の状態を整えることが重要です。
友達のお母さんのケースはどうすればよかったかわかりませんが、死ぬほど悩んでいたことに気づける人はいなかったのかもしれません。
気づいたとしても「ただの浮気なんだから、ほとぼりが冷めれば戻ってくるわよ」ぐらいの対応だったかもしれません。
この数週間に起きた痛ましい事件や、太宰治が無理心中したり、池田小学校の殺傷事件など凄惨なできごともすべて6月でした。
季節的なものと心(しん)の不調に関連性があると思います。