先入観や判断をせず相手のおはなしをそのまま聴くってどういうことなのかダイアログ(相互理解を深める)の会に参加しました。
薬物依存などの方の治療にも使われる療法ですが、日ごろ私たちが思い込みなしでただおはなしを聴く、聴いてもらうことって少ないですよね。
なんらかの結論や落とし所をつけたがるのは学校や家庭、職場でもありがちかもしれません。
「つまりこういうことでしょう?」というアレですね。
それはほぼ評価とセットになっているものです。
皆さん初対面でしたが、とても真面目かつ話しやすい方々ばかりで否定されることもなく温かな気持ちで進行していきました。
きっとこういう場そのものを私たちが求めているんでしょうね。
今回のテーマは「自己分析」とのことでしたが就活の際など「人のための自己分析」になりがちで自分の長所を他者目線で評価を得られるようそちら側に寄せてしまいがちである、など思い当たるおはなしが聞けました。
自分の輪郭を感じるのはどんなとき?という質問には答えられなかったので、これからの生活で意識の片隅に置いてみることにします。
自己分析というと枠からはみ出さないようなお手本のような回答をしなければと考えがちですが、答えられないならそれはそれでいいのかもしれません。
なぜならダイアログは「わからない」というのもありだから。
沈黙の苦手な私はすぐに答えようとしておかしな空気になりがちですが、気まずさも含めた状況を味わうのも大切かもしれません。