父は認知症の母を介護しながら広い庭や畑の手入れをしていました。
作業の途中でドリンク剤を飲んで気分転換と軽い休憩をしていましたが、汗で出た分の水分補給ができていないように見受けられました。
はじめの頃はプレゼントした水筒に冷たいお茶を入れて作業している側に置いておきました。
しかし私がいない日は面倒がってやっていないようでした。
キッチンに戻って水を飲めばいいやと考えていたようです。
高齢になると喉の渇きも感じにくく、畑で倒れているのを発見されたなどのニュースに敏感になり500mlのペットボトルをダース買いして外へ出るとき必ず持つようキツくいってきかせました。
1日1本飲みきるようにという約束は守ってくれていたようです。
昼間デイサービスに通う母はとろみをつけたゼリーとジュースの中間ぐらいのものをスプーンで掬って飲ませていました。
言葉の話せない母の脇の下に手のひらを当ててしっとりしていれば暑いんだろうな、という目安にしていました。
活動量が少ないのにエアコンの効いた室内で飲ませすぎも逆効果で、管理栄養士さんがひとりひとり違うメニューを組んでくれて有り難かったです。
適量は体格や活動量、その日の体調や気候で違ってきますからたくさん飲ませればいいというものではありません。
食べ物から摂取する分もありますから、その人となりをよく観察してお茶やスープ、ジュースを飲ませてみてください。