脳幹出血
お盆時期に搬送された母は点滴で顔色も良くなりましたが、翌朝片麻痺がみられるとのことで再度搬送されました。私が父の初盆で帰省しているタイミングを知ってのことだったのでしょうか。
父の検死をしてくれたドクターが担当
父が自宅で突然死していて検死してくださったドクターが母をみてくれました。病室も満床だったのにちょうど退院する方がいて個室に入れました。
左半身がだらんとしている母を見て「脳梗塞かもしれない」と思いました。画像撮影すると脳幹から出血していて手の施しようがないといいます。
頭の中で父の一周忌をどうしよう⁇母の葬儀と重なるかも⁇また相続事務をするのか⁇など不安でぐるぐるになります。
私の病状をはなす
母の主治医に自分が機能性ディスペプシアでアコファイドを服用中で、ずっと付き添いしていると薬がなくなりそうでどうすればよいか相談しました。
「こちらでも処方しますよ」といわれ自分ごとはひとまず解決した気がしました。しかし酷暑と気疲れと疲労で症状はよくなりません。
危篤です
いつが臨終か今夜かも来週かもわかりません、というこたえでした。こっそりナースに聞くと「半年ぐらいの方もいますよ」
張り詰めた気持ちのまま半年なんて耐えられません。入院手続きをしながら「ご遺体の引き受け先がないと行き場がないんだな」と現実を知りました。
施設の方が母の衣類を運んでくれて、歯磨きシートやこまごました買い物をドラッグストアで済ませました。
自分の体調不安
千葉とのあいだを1ヶ月に3往復しながら合間に総合病院で受診し効果のわからないアコファイドを2ヶ月分処方してもらい鍼灸治療にも通いました。
母はときどき持ち直して、このまま回復するのではないか⁇とうっかり期待しそうになったこともありました。しかし今が確実に終末期で、受け入れ寄り添う以外私にできることはなにもありませんでした。
あいかわらずみぞおちがつかえて食べられず、鎖骨も腰骨も浮き出てきました。あ、そろそろ限界かも。今の状況がもう無理なんだと身体がアラームを鳴らしていました。