葬儀のときしか聴けない良いお話し
葬儀に参列すると読経と法話がありますが生きているうちから気軽に聴ける場が必要と思っています。熱心な仏教徒なわけではありませんが、江戸時代から続く臨済宗の檀家の私ですらあまり聴くチャンスがなくわざわざ座禅会に参加したり、京都の妙心寺まで講習会に出掛けたりしています。
ビジネス仏教の現状
普段の生活に仏教の教えが根差していないのが残念です。葬儀のときだけ喪服を着て地域の風習に沿ったやり方で故人を見送るセレモニーでしかないですからね。
臨床宗教師の存在
東日本大震災後、臨床宗教師とよばれる僧侶が余命宣告された人のターミナルケアにあたる活動を始めました。私としては健康で元気な頃から死にゆくことについての対話の場が必要と思います。
檀家を持たない寺が看護師と僧侶を繋ぐイベントを開いたそうですが、看取りの現場で僧侶と連携できれば安らかな旅立ちに手を貸せるのではと思います。