虫の知らせ
美容院の帰りみち10年ほど通ううつわ屋さんに立ち寄りました。駅からも遠くあまり目立たない場所ですがセンスの良いオーナーはコーディネートまで考えてくれます。
その日は店先のお皿にカミキリムシがとまっていました。実家の栗の木によくいて母が髪の毛を差し出すとチョキンと切って「だからカミキリムシっていうのよ」と教わりました。美容室帰りにカミキリムシだなんてと笑いがこぼれましたが。
見るだけお喋りだけでも
ふだん使いのちょっと幸せになれる小道具のひとつが食器ですね。母も食器好きで料理もしないのに次々買ってきておそらく見るだけで楽しめたのでしょうね。今ならわかります。
くだんのオーナーとはインスタ繋がりで新作をどんどん紹介されますがやはり現物を見るに限ります。持った感覚や他のうつわとのバランスなど写真では測りかねますし。
お喋りだけで立ち寄ったのにふいな出会いがあり「これは在庫あるからすぐなくならないよ」といわれたのに安心して後日行くとちょうどセールが始まっていました。
カミキリムシが私を誘導して素敵な出会いに結びつけてくれたようです。虫の知らせは悪いことばかりじゃないですね。