祖国にかえっても言葉の壁
せっかく日本に帰国できても言葉の壁で定職につけない、最適な医療を受けられない、地域社会に溶け込めないなど引きこもりがちに暮らしていた孤児たちもすでに高齢者です。介護問題がでてきますね。
残留孤児たちの介護施設
http://isshoen.org/index.php/Service/index
残留孤児二世の方々が開いた通所介護施設があります。帰国しても日本の習慣になじめず適切な介護を受けられないと認知症などは進行していきます。
施設内は中国語で喋ってOKでおやつもとうもろこしのパンケーキなど慣れ親しんだもの、ベッドシーツなどリネン類も中国から取り寄せたものを使い孤児だった利用者さんが喜ぶ環境です。
遠方からも利用したいという希望が多いそうですが送迎問題もあり近隣の方でないと難しいようです。
国策で満洲に移住しようやく帰国したものの定職につけなければ生活保護受給をすすめられ、老後の補償も心もとない状況では楽しく生きられないですよね。ずっと日本に暮らしていたって高齢になるまでには家族もいなくなりひとりぼっちになる可能性は誰しもあるわけです。
どんな時間を過ごしていくか、そろそろ終活が射程距離の私のテーマでもあります。