のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

豪華十段飾りも介護でおあずけ

在宅介護で飾れない

認知症の母を在宅介護するようになりお雛様は飾らなくなりました。いろんなものに手を出してはぐちゃくちゃにし後始末が大変ですし転倒しやすく危険ですから。介護というのはそういう現実と折り合いをつけていくことなんですね。心に潤いがなくなっていきます。

豪華十段飾り

母にいわせると祖母(父の母)が「のんちゃんにお雛様買ってあげないの⁇」と口は出すがお金は出さないという理由で買うハメになったと不満そうでしたが40年以上前に十段飾りのお雛様を買ってもらったのがちょっとした自慢です。とはいえ出すのもしまうのも大変。飾り棚の組み立ては父にやってもらわないととてもじゃないけれどお人形を出せない。

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出してもひとりひとりのお顔が薄紙で包んであり手に持つお道具などがこまごまと厄介なのでした。箪笥や牛車や火鉢、重箱には本物のあられを入れて取説どおりに飾り終わるころにはすでにクタクタ。数日後にまたしまうのかと考えるだけでくたびれてしまいます。

 

雛人形を飾るために広い仏間を増築したようなものでこれがゴミ屋敷になるきっかけだったかもしれません(モノを減らすより収納を増やすという昭和の考え方)現在は雛壇もお道具もほぼ処分しお内裏さまのみピアノ教室の生徒さん用に飾っています。集合住宅に暮らすお子さんに大きなお雛様は好評なようでおそらく母も喜んでいると思います。