私が脱落した習い事
小3当時なぜか父の友人からフルートを習うことになりました。冗談半分で舞台に立ちたいといった私の言葉を本気にしたようで習う前に新品のフルートが調達されてしまいました(なぜ適性も考えず高価な楽器を買うのか謎でした)
確か2度ほど自宅に先生がきてくれて教わりましたが、音を出すところまでいかず悲しくなって泣くのを必死でこらえたような記憶が。これだから昭和の習い事は嫌なんですよ(笑)楽しむはずのものが根性とか我慢と引き換えになるというね。以後フルートの話題は出なくなりましたが、父が定年になってからなにを思い出したかもう一台フルートを購入して習い始めたのです。
うちはもともとピアノ教室をやっていて講師さんを派遣してもらう絡みで楽器店と繋がりがありそこのフルートの先生に教わっていました。しかし母が認知症になるとレッスン日に留守番させられずやめてしまいました。その後ピアノ教室をリフォームしグランドピアノを導入すると自宅まで教えにきてくれる先生を見つけてレッスン再開しました。
グランドピアノの伴奏つきで自宅でマンツーマンレッスンできるなんて夢のような環境でした。再開して2年ほどで父は突然死してしまいましたが近所の友人にその先生を紹介してそちらのお宅にも教えに行かれているのでなによりです。その友人とはセッションしようねとの約束を果たせずじまいでしたが、いずれ向こうの世界でご一緒できる日がくるはずです。