引きこもりのおとも
すぎやまこういち先生の訃報が飛び込んできて驚いています。30代半ばはなにもかも嫌になり起きてる時間の半分はゲームばかりしていました。親ともうまくいかない、仕事も頑張ってるわりにいまいち、人間関係全般のつまづきは行き場を失いますよね。数年引きこもってましたよ。
当時のドラクエはひとりでコツコツとレベルをあげて戦うというもので人と接するのが苦手な私にとって最適なツールでした。さまざまな場面ですぎやまこういち先生の臨場感あふれる音楽に後押しされ難所もクリアできるようになっていきました。
興味の対象はどんどん移り変わり今では老眼もあってゲームは卒業しましたがそれでも可愛らしいモンスターや勇者たちとの出会いは楽しい思い出です。友人が「ドラクエの世界観を知らないのは人生半分損してる」といっていて私も同感です。たかがゲーム、されどゲーム。人ひとりの命を救うこともできるんですよ。すぎやまこういち先生のご冥福をお祈りします。