自因自課
ネイリストさんの叔父さん(お父さんの弟)が認知症になったおばあちゃんのお世話ができなくなりお父さんに丸投げしてきて大変だったと聞きました。元気なころは様子を見にいくお世話代としての仕送りを要求されていたそうで、手に負えなくなると長男であるお父さんに押し付けるというよく聞く話ではあります。
ではお父さんにおばあちゃんの介護費用を仕送りしてくれたのかというと当然なかったそうでこれまたよく聞く話でした。介護はうやむやにしていた関係性を炙り出しますね。悲しいけれど距離をおくべき人がわかります。おばあちゃんを在宅介護していたネイリストさんのお母さんはかなり疲弊し亡くなってからも睡眠導入剤なしでは眠れなくなりいまだ体調がすぐれないそうです。
叔父さんはおばあちゃんが亡くなったあと急死したそうでわりと早い段階で行いの結果が出たようです。これが生涯つつがなく円満に暮らし来世に課題を持ち越すとなるといささか面倒ですよね。なにしろ記憶にない前世の後始末をしなければならないんですから。どちらがいいとかではありませんがなるべくなら現世で決着をつけたいものです。そうじゃないと来世の自分が戸惑うでしょうから。