本音のいえない環境
幼少からここではないどこかにきっとユートピアがあるはずと思いながら生きてきました。自分の考えや意見を抑圧される家庭で本音をはなせずずっとストレスだったんですね。そのままで受け入れてもらえる場所にいたいなぁ。それがいちばんの願いでした。まわりの大人にいい子と評価されるほうを選ぶ立ち居振る舞いでしだいに心が壊れていきました。
どう思われるよりどうしたいかという当たり前がわからず生きていれば誰かになにかいわれるたびに揺らぎます。本当にこれでいいのかな、これを選んだら正解なのかな、なんていう幼稚なことをずっと考えながら中年すぎてしまうと厄介な人になり人づきあいにも支障をきたしてしまいます。
人に意見や感想をいわれると批判された気分になり自分がまちがっているようで不安になるんですね。私は私でいいはずなんですが。まさにひよってる状態。人生折り返しを過ぎ両親を見送り相続した本家を管理するため他人の意見ではなくどうしたいかを優先せざるをえなくなりようやく落とし所をみつけた感じです。