老々介護の現場で
花を撮影しながらウォーキングするのが日課なのですが咲きはじめのタチアオイの裏で立てなくなっている高齢女性をみつけました。片手に杖を持っているところから自力歩行はできるようです。駆け寄って介助しようにもガリガリの私では大柄の女性を支えるのは無理でした(母のときのやり方を忘れてしまった)
そこへ杖をついたご主人がやってきて「早く車椅子持ってきなさいよ‼︎」などときつい口調でなじられています。「私は耳が遠くてね、この人はあなたに甘えてるんだからつかまり立ちできるしもういいよ、ありがとう」といわれなんの役にもたたず退散することに。転倒から起こすのってどうやるんだっけ⁇
聞けばもう20年ほど介護生活しているそうで大声をだす女性に通り過ぎる人々は関心を寄せるでもなくおそらくずっとこの光景は繰り広げられてきたのでしょう。女性は膝が痛くて運動できず太ってしまいそれで歩行困難になっていったようです。うちの母は痩せていたけれど筋肉がなくなりこんにゃくのようなダルダルの身体で転倒すると起こせずいつも緊張しながら介護していたことを思い出しました。やっぱり足腰を鍛えるのと太らないのが介護する・される双方にとっていいんですね。