気力体力の前借り
寝不足は寿命の前借りといわれて久しいですが同時に気力体力の前借りも自分への借金ですよね。いずれどこかで穴埋めや回収をもとめられるのではないでしょうか。
昭和の時代は己を犠牲にして仕事や家庭に尽くすのが美徳みたいな価値観でしたがそういう風潮が薄れつつあって喜ばしいかぎりです。未来の自分から前借りしてその場をしのいでも心や身体を壊しているかもしれませんよ。そもそもなぜそういうライフスタイルになったのか、本当にその暮らし方でいいのか考えるときかもしれません。
私は認知症の母の遠距離介護で未来の自分からかなり前借りしておりちょっとやそっとじゃ回収できないようです。当時はまだ40代で虚弱ながらも田舎の本家の家督である立ち位置もあり片道400Kmの距離を毎月かよう生活をしながらいったいいつまで続くのか常に不安でいっぱいでした。
ママと私↓↓↓
完全自立の父との二人三脚でデイサービスと週末ごとのショートステイ、朝夕かよいのヘルパーさんにきてもらいながら要介護5での在宅介護が実現できていました。しかしそんな日は長く続きません。父が疲れてきたとこぼすようになりました。本人にしかわからない限界を感じていたのだと思います。同時に私も胸に砂が詰まったような感覚で食べ物が喉を通らなくなり原因不明の胃腸障害を発症し現在に至ります。