ボランティアとしての矜持
薬学部の学生さん相手の患者役ボランティアをしていますが系列大学の歯学部でもやりませんか⁇とお声がけいただき講座を受けて本試験の私の応対を精査したうえ認定標準模擬患者になりました。
歯学部の中には江戸時代の入れ歯やケアグッズ専門店が
これから歯科医師となる学生さんが患者さまからなにを聞いて治療のヒントを引き出すのか歯科医師国家試験とは別の公的試験があり、こちらも合格しないと卒業できない仕組みになりました。むかしはなかったそうで通院している歯科で「私オスキー(模擬患者)やってるんですよ」とはなすと若手の歯科医師さんは当時を懐かしそうに振り返るのでした。
「わりと塩対応ですよね」って。そう、そうなんです。質問を暗記してきても本試験会場には歯学部の教官や認定機構のえらい人など5人ぐらいいて撮影もしてますしね、緊張のあまり全部ふっとぶ人もいるわけです。助け舟を出してはいけないルールですからちょっと冷たい質疑応答になります。学生さんはそこを乗り越えて歯科医師になるわけです。
模擬患者の私も台本を一字一句暗記しなければならず読み合わせの練習会になんどか参加します。私は面白がれたのですがいっしょにやっている友達は「もうやらない‼︎」といっていました。楽しくなかったんでしょうね。今年度の試験日程も決まっていますからまた朝5時に目覚ましをかけて参加する予定です。