製作者のもとへ戻る
NHKで紹介されたようですね。有吉佐和子先生がまたブームなんですか⁇以前もこちらで紹介しましたが私は紀州に暮らしていたこともあり「華岡青洲の妻」の大ファンですが青い壺は未読だったので読んでみました。
短編13話で構成されておりいずれも最後に「青い壺」が登場し誰かへの贈答品になったり京都の縁日で3000円で売られていたり、はては海外でみつかったり紆余曲折をへて製作者のもとへ戻ってくるというオチです。ここへ至るまで多くの人の手に渡りさまざまなストーリー展開があります。
私がいちばん面白かったのは第9話の高齢女子たちの同窓会編。全寮制の学校で学んでいた才女たちが3泊4日で京都に再集結して小遣い300000円をどう使おうか思案するという筋書き。連載当時は昭和51〜52年。有吉先生はまだ40代だったろうに古希前後の女性たちのライフスタイルを詳細に描いています。その観察眼はおそらく実母のふるまいからではと想像しますが。
紅葉にはまだ早いおそらく10月の旅のため半年も前から体調管理に気をつけ着るものをなんども出し入れしティッシュペーパーを1箱、老眼鏡の予備を2つ、総入れ歯なのに草加煎餅を1缶など「そんなにいる⁇」というぐらい万全の準備をする主人公。いまとちがって現地調達しようにもコンビニがありませんしね、もちろんスマホなど論外。出欠確認と旅費の集金だって幹事さんは大変な労力でしょう。いったいどうやっていたのか郵送でのやりとりと銀行振り込みと電話ですか‼︎現代がいかに便利になったのかその恩恵を受けられてしあわせな世代だと感じますね。
仕切り役は当時の学級委員で歳月を経ても人は変わらないようです。そして集団行動できない人も同じ、手配してもらっていることを忘れて食事がまずいとか文句ばかり(笑)あるあるですよね。余談ですが友人のお母さんが同窓会の幹事を引き受け海外にいる人にまで声をかけておきながら直前に転倒骨折して欠席することに。幹事不在の会はさぞ盛り上がったんじゃないでしょうか。お役目はそこまでだったということでしょう。同窓会代行会社の存在も知らなかったんですかね。
いまは世界のどこにいても繋がれますから日頃からちょくちょく近況投稿しておくのがいいと思いますよ。年月の隔たりは案外大きく2時間ていどの同窓会で埋めるのは無理がありすぎますから。
