患者さん役
今年度も薬学部の模擬患者をやっています。現役の薬学部生さん相手に設定どおりの患者さんを演じるボランティアです。新年度がはじまり授業のなかではじめて一般の人相手のロールプレイングをするのですから緊張で手が震えている学生さんが多数でした。そりゃそうでしょう、マニュアルどおりの患者さんなどいないしまして現場にでたら高齢で耳がきこえづらい、または説明を理解できない、クレーマーなどさまざまな厄介ごとに晒されるんですからね。養成されたボランティアさんの相手以上に大変なはずです。
教室までの移動含めひとり10分ほどの持ち時間で患者さんに聞かなければならない項目を全部クリアしてるか、その人の背景に共感できてるか、処方薬や副作用などの注意点まで説明できてるか、案外時間切れになりがちです。私はひとりひとりにフィードバックしなければならず「不安な気持ちを理解してもらえて安心できた」などの返しをしなければなりません。

学生さんによっては課題をこなすので精一杯、共感どころじゃなくおわる人もいますが日ごろ年代の違う大人と接する機会が少なければしかたないのでしょう。おはなしのテンポがよいコは塾講師などのアルバイトをしているそうです。アルバイトは指導教官も推奨しておりとくに居酒屋の酔客から理不尽な対応をされ慣れるのがいかに強みになるかとはなしておられました。私もまったく同感です。数値化できない経験値に己が助けられることが多いですからね、たくさんの場数を踏んで立派な薬剤師さんになってほしいですね。