認知症の人の居場所
実は認知症になると居場所が家以外なくなりがちです。買い物にでかければ財布を忘れる、小銭が数えられず毎回紙幣をだす、買ったことを忘れて同じものをまた買う。だから室内はガラクタだらけ。簡単な作業もできなくなるから家事も頼めない。いっしょにいる家族はなにをしでかすかわからないから常に見守りが必要。いかに同居がストレスかご理解いただけるでしょうか。だから私のように遠距離で実家にいるあいだは徹底して介護に集中してあとはひとり時間を楽しまないとメンタルやられるのです。無理な人が多いでしょうから要介護者の居場所が家以外に必要です。
デイサービスはゲームしたりみんなで給食を食べたり投薬や血圧管理をしてもらえて、本人に役割を持たせるのとはちがいますからお客さん気分かもしれません。しかし注文をまちがえる喫茶店では認知症のご本人が出勤してお客様のオーダーをとってお運びまでするという仕事をまかされます(賃金は不明)責任を持って、でも聞き間違いでお客様のオーダーとちがう商品をだしてもそういう場所と認識してもらえばということでボランティアではじめたそうです。私も名前だけは知っていましたがみなさんが別の仕事をもったうえで完全なボランティアとは思いませんでした。

千原ジュニアさんが動画で紹介してくれて内情を知ることができました。こういった末端の活動に光があたることでなんのサポートもないなか求められる場として存在しています。視察日にあわせて開催してくれと連絡してくる議員もいるそうでなんもわかってないなと怒り心頭です。ふだんは別のカフェがやっているお店をその日だけ借りて食器も割れない、持ちやすいユニバーサルデザインのものをすべて持ち込みで営業されているとのこと。税金ってこういうところに使うべきなんじゃないの⁇