のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

中上健次の読書会に参戦‼︎

ご令嬢が解説

中上健次のご令嬢 中上紀女史のエッセー講座を受講して以来の再会がまさかお父様の本をとりあげる読書会だなんて。これは行くしかないと申し込み当日西荻窪から会場までの路線バスに乗るとご令嬢が乗車してこられました。え、なんて偶然‼︎ご挨拶すると「おかわりなかったですか⁇」と私のことを覚えてくださっていました。嬉しい。

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課題図書は「火まつり」なんとかこの日にまにあわせて読了しました。中上健次は執筆にあたりわざわざ米国に暮らしていた当時に舞台となった紀伊半島の僻地ともいえる場所に土地を購入し(実は住宅建築不可の土地だった)借家をかりてライトバンや農機具を購入し畑仕事に取り組んでいたのだそうです。そんな背景など読者は知らないですよね。お母様は最悪だったと回想しておられるとのこと(笑)

この物語は紀州の二木島でおきた猟奇的殺人事件が題材で狭い集落でのしがらみや漁業や林業で生計を立てる人々の暮らしが描かれています。この地域でおこなわれる火まつりは暴力的な神事であり事件とまつりをかさねあわせつつ犯人とされる主人公と愛人女性との絡み、僻地集落独特のカルチャーがよみとれます。

 

中上健次が路地の声を聞くカセットテープが発見されNHKで特集されたときのおはなしになり、路地で生きる女性の仕事が「紡績」(紡績工場で働く)といいつつ実は色町に売られていったのが実態であったというご令嬢の解説があり、知られていない暮らしの側面を発掘できたのではと思いました。読書会あとにこの作品のDVD鑑賞にくわえて懇親会まであって贅沢すぎる中上ワールドに浸るひとときでした。あれ、夢だったのかしら⁇