のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

本家、分家が理解できない都会人。お家存続って自由がないの?

いまだに地方の田舎だと本家・分家のはなしになります。

 

ちなみに私は本家ののんちゃんと呼ばれています。

 

近くに分家があり両親の兄弟・姉妹よりも親しく頻繁に行き来していて鍵も預けています。

 

当然おかずをタッパーでやり取りしたり、お返しにどこかのお土産を渡すなどふつうにやっています。

 

実家の庭でたくさんの実をつける梅や柿栗なども分家が収穫して梅酒や干し柿、栗ご飯になった状態で美味しくいただいています。

 

檀家寺院の集金も立て替えしてもらったり、お盆やお彼岸前の墓地の掃除も頼んだりしています。

 

長年にわたる母の介護では離れて暮らす至らない私を常にサポートしてもらっていました。

 

何代か前のご先祖様、つまりルーツが同じなので親戚という表現より濃い関係性です(暖簾分けのように理解して下さい。苗字が同じでもとは同じ家の出身。家系図を見るとわかる)

 

この分家の存在がなければ私は偉そうに遠距離介護を語る資格もありません。

 

冠婚葬祭のときはどんな引き物にするか、どこでいくらの法事をするか、誰を呼んで席次をどうするかなど一緒に相談しながら決めます。

 

都会の人には理解できないでしょうけれど地方はこのような人間関係に支えられています。

 

昔ほどではありませんが本家の長男として跡取りになると多くのものを背負い、自分の一存で土地を売るとか墓じまいするとか分家の意見も聞かなければならず負担です。

 

父はそれらをやりきって私にバトンを渡したわけですが正直なところ荷が重すぎます。

インフルやノロに罹患すると自宅待機させられる高齢者

母がショートステイ(お泊り)を利用していた頃、介護施設から連絡があり「インフル発症したようなのでお迎えに来てください」と連絡がありました。

 

ええっと家で見れないからお願いしてるんですけど?

 

しかも年末年始で私も偶然帰省していたから対応できましたが、これが高齢の父ひとりだったらどうしたんでしょう?

 

急いで施設へ迎えに行くとマスクをして車椅子に乗せられた母がナースに付き添われていました。

 

お泊りの部屋は個室で施設内にドクターも常駐していて薬も処方できるんだから預かってくれてもいいのに。

 

どうやら他の利用者様への感染などもあって無理とのこと。

 

ぐにゃぐにゃの母を車に乗せるだけでヘトヘト。

 

父は自分だけでうまく対応しようと、私が常に持参しているのにマスクを2枚買ってきたり、借りた車椅子をもたもた返そうとしたり無駄な動きばかりで段取りが悪くなかなか診察室へ辿り着けません。

 

受診するとインフルの陽性ですぐタミフルを処方され自宅へ戻りました。

 

寝室へ連れて行って寝かしつけるとすぐ薬が効き始めたようでスヤスヤと眠りました。

 

ショートステイに行ってしまえばあとは家族の自由時間‼︎と思っても急な体調不良やケガなどで呼び出しや連絡は普通にあります。

 

家族が介護から解放されるためのショートステイ中も気が抜けないのが現状です。

 

これじゃ常に緊張して心が休まりません。

 

 

気虚の人は寒がり

見るからに虚弱っぽい私なので、東洋医学の体質診断では間違いなく気虚に当てはまります。

 

気虚の人はエネルギー不足なので熱を作り出す力が弱く冷え性だったり寒がりだったりします。

 

食べることが大好きなのに消化力が弱くすぐもたれてしまいます。

 

胃をカラにする時間を与えてよく動きなさいとアドバイスされるもあまりの空腹で血糖値が下がるせいかフラつき、たくさん食べると血虚のせいか眠気に襲われ貧血も手伝っていつも怠くスッキリしません。

 

もう根本的に対処するしかないでしょう。

 

依存しない程度に漢方薬の力を借りて毎日6000歩。

 

気が巡ってすぐ不安や虚しさでいっぱいになる頭のなかがスッキリし温まってきます。

 

湯たんぽやカイロ、貼るお灸で身体を冷気に晒さないよう工夫もしています。

 

遠距離介護がきつくなる前は頻繁に湯治や岩盤浴に通いましたが、往復の時間を考えると最近は出掛ける気力もなくしていました。

 

週末ちょっとだけ温泉とサウナを楽しみ芯から温まりました。さて、どれだけ持続するか?

移住のメリットデメリット

都会暮らしに疲れたからセカンドライフは野菜を作ってのんびり暮らしたい。

 

政府も地方移住を促進してるしのっかってみたい。

 

旅行で訪れる大好きな地方があっていずれは住んでみたい。

 

いいと思います。

 

でもね、都会しか知らない人には理解できないローカルルールがあることも踏まえて段階的に移住しましょう。

 

過度な期待を抱いて未知な世界へ急に飛び込むと落差に驚きます。

 

やっぱり都会のほうがよかったと考えそのものも変わるかもらしれません。

 

旅行と移住は違います。

 

好きな土地ができると自分に都合よく解釈してぐんぐん距離を縮めてしまうものなのです。

 

たまに行くからいいところしか見えないのかもしれません。

 

土着民とうまく付き合えるかどうかは人それぞれですが、先祖代々そこで暮らす人々の風習に馴染む努力も必要です。

 

移住のメリットはこれまで自分がいかに狭い社会の物差しの中で生きていたかを知ることができる。

 

デメリットは地域のルールに対応できないと辛い。

 

ということでしょうか。

助かった命だから大切にするよ

先日の同窓会で幼稚園から一緒だった友人と久しぶりに話すと、40代で肺癌が見つかりとりあえず完治したということでした。

 

見た目は健康そうでいい感じの中年になっていました。

 

抗がん剤治療で髪がなくなって〜と笑っていましたがかなり辛かったはずです。

 

小学生から喫煙(笑)のやんちゃはすっかり落ち着いた大人になって、いずれ両親がいなくなれば実家を処分し墓仕舞いも検討していくと話していました。

 

最近、ご子息が彼女と同棲を始めるので出て行ったんだ〜と少し寂しそうでもありましたが、もう親としてのつとめは果たしたようでした。

 

いっぽう40代で心臓疾患で救急車で運ばれ一命を取り留め、お洒落なショルダーバッグのようなバッテリーを常に身につけている人もいます。

 

やはり助かった命を大切にして無謀な飲み方はせず煙草は吸いません。

 

二人とも万全ではないにせよふてくされることもなく淡々としています。

 

大人だなぁ。

 

年齢を重ねるってどうにもならないことを受け入れることなのかも。