のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

レール通りに歩まなくても大丈夫

先日知り合った方ときちんとお話する機会があって、実はお子さんが小5から学校に行かなくなったそうです。

 

きっかけは杓子定規な担任との軋轢だったそうですが、お子さんの体調がいつも悪く気持ちも塞ぎ込んでしまい、転校も考えたけれど敢えて「行かない」選択をしたのだと。

 

簡単にまとめるとこうなりますが、ここまでの葛藤や夫婦間での温度差など大変な労力だったようです。

 

最終的にはお子さんが笑っていてくれたらそれでいい。という結論に至り、楽しく通える寺子屋のような塾に行ったり、好きな本を好きなだけ読む時間を取ったりしながら過ごし、某中高一貫校に進み六大学の一つにストレートで進学したそうです。

 

中高一貫校は誰もが知る偏差値の高いところで、お子さんの素質や能力もさることながら学力を問う試験ではなかったそうで、それまでの生き方や考え方を見るといったものだったようです。

 

なんの疑問も持たずに与えられたレール通りで生きていくのは難しい時代になりました。

 

そもそも立場が上の逆らえない人から嫌なことをされても我慢する必要はありません。

 

お子さんは自ら掴み取った実体験が大きな自信になったことでしょう。

 

ご家族はレール通りに行かなくても、どこへたどり着けるかわからなくても、都度やり方を模索しながら過ごしていたようです。

 

初めから答えありきでなかったからこその今なのかもしれません。

 

その方は一度は加入したママ友などのコミュニティから抜けるというのにものすごく勇気がいったと話していました。

 

「どんな人にもストーリーがあるんですよ」

 

おっとりした雰囲気からは想像できない経験をした言葉をもらいました。

 

店舗を持たない帽子屋さん

30代から紫外線対策で帽子をかぶるようになり、季節を問わず通年使うようになりました。

 

あまりスタイリングとか難しいことは考えず、とりあえず寝癖でも大丈夫、ショートカットなので頭の寒さを防げるかなという感じでおしゃれアイテムという扱いではありません。

 

一応季節に応じたものを使うようにはしていて、シーズンごとに売り場をチェックしています。

 

若手デザイナーさんに一点ものをオーダーしたこともあります。

 

そんな私がたまたま駅ビルに期間限定で出店していたお店と出会い、ちょうどその日新調したばかりのコートにぴったりの帽子に出会いました。

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帽子というよりはヘッドアクセというほうが適当かもしれません。

 

女性皇族が使っておられるものに雰囲気が似ていました。

 

試してみると、あらいいかも‼︎

 

他のも見てみましたが、やはりその日の私にぴったりなのはそのヘッドアクセでした。

 

店員さんに聞くと事務所は都内にあるけれど店舗はないので、スケジュールを確認して出店予定のところへ買いに来て欲しいとのことでした。

 http://aurahat.com/

ネットで買い物する時代にわざわざ出向かないと手に入らない。

 

世相に逆行するような販売手法のような気もするけれど、帽子は試着しないと難しいのは私もよくわかっています。

 

顔かたちや服装でも似合うものが違うので、写真のモデルさんのようにはなりません。

 

また一つ好きなものを見つけてしまいました。

宮城県のご法事事情を晒しておきます

葬儀後に法要をしなかったので、ご近所の方々を招いて納骨とおつとめをしたあとに食事会をすることにしました。

 

宮城県では「ご法事」といいます。

 

事情通の叔母と相談しながら席順やお膳のメニュー、引き物、三品盛り(みしなもり)おふかし(黒飯)手土産菓子など決めていきます。

 

そうはいっても法事をする料理旅館と話し合うのは私ですから、席次表や引き物の要不要の間違いがないかどうかチェックする責任があります。

 

*三品盛りとはフルーツの缶詰めなどの組み合わせを指しますが、今は重くてかさばるものは敬遠されるので調味料を3種類組み合わせたものになっています。それでも充分重いですが。

 

*引き物とは列席者がお持ち帰りするお土産品で、乾麺やフリーズドライのお味噌汁など日持ちのするものです。

 

*おふかしとはお祝いの席だとお赤飯ですがその逆です。別容器に詰めて持ち帰ります。

 

*お菓子はいわゆるスゥィーツで昔はこし餡のびっしり詰まった巨大饅頭でしたが、今はどら焼きやマドレーヌなどカタログから選べるようになりましたし、好きなものを取り寄せて持ち込むことも可能です。

 

都会と違ってまだまだ荷物になるようなものを持ち帰らなければなりません。今どきはお悔やみ返しのお茶やコーヒーとカタログギフトが一般的ですが。

 

千葉となんども往復しながら、母の入れ歯がまた不具合があるとか、リフォーム業者さんと打ち合わせしたり、落ち葉の季節なので庭を履いてゴミの日に出すなど常に並行作業です。

 

仏花やお供え菓子の手配もあり、叔母の協力を仰ぎつつも日頃は離れて生活しているので無駄に緊張してしまいます。

 

納骨そのものよりご法事に粗相がないかどうかばかりが気になり、ストレスで前々から気になるみぞおちの痛みが増してきました。

 

次の帰省までに胃内視鏡検査をするのですが、それもちょっと負担です。

また不思議なシンクロがII

いつも帰省前に八重洲の大丸で手土産やお弁当を買います。

 

着替えや書類などの荷物が重いので宅配にしてもらうのですが、たまたま和菓子屋さんの店員さんに自分の話をしたところ「実は私もそうなんです」と。

 

数週間前に長崎のお父様を亡くされ、遺されたお母様は認知症だと。やわらかな長崎弁の女性でした。

 

えええっ、私と同じじゃない‼︎

 

葬儀を済ませて久々の出勤なのだと話してくれました。

 

癌を患っていたというお父様なので覚悟はできていたのか訊ねてみたところ、まだまだ長生きできると思っていたのに急だったとのこと。

 

大切な人とのお別れはいつも突然です。

 

先日は久々に鍼灸院へ行ったら、「さっきの患者さんもお父様を二週間前に亡くされたばかりなんですよ」とドクターにいわれました。

 

なんなんだ、このシンクロは⁉︎

 

気になる人には会っておけということ?

 

この数年つとめて疎遠になっていた親戚や地域の人と関わるようにしてきましたが、それでも直近いつ会ったかなぁという人がたくさんいます。

 

帰省する前日、玄関で携帯が鳴りケアマネから必要な持ち物の説明を受けたり、入所申請をしていた施設から空きが出ましたと書類が届いたり絶妙なタイミングでものごとが運んでいます。

 

やっぱり作為なく流れに乗って大丈夫なんだと確信する出来事が続いています。

入所前健診に付き添い

母を在宅でお世話するのが難しくなり、入所申し込みをしました。

 

運良くすぐに空きがありましたが、ひと通りの健診を受けなければなりません。

 

ケアマネが帰省に絡めてくれて無理なく付き添いができました。

 

当日診療所で母と待ち合わせしたのですが、私に会うなり満面の笑みで非常に喜んでいました。

 

こういう表情が私の喜びや原動力になります。

 

車椅子のまま胸部レントゲン撮影や心電図を取り、採血も痛がらずおとなしくしていてくれました。

 

その後処方箋を渡され調剤薬局アリセプトを受け取り、お泊りしている施設へ届けに行きました。

 

冬物のズボンが不足しているので三枚持参して入所説明を受けました。住民票を移さなければならないので胸が痛みます。

 

あいまに納骨時刻の急遽繰り上げの連絡がきたり、また一軒ずつご近所に連絡にまわらなきゃいけなかったり、石材屋さんや位牌の連絡をしなきゃいけなかったりフル稼働でヘロヘロです。

 

急いでいる時に限って連絡を取りたい人が不在なのはよくある話です。

 

すぐに心細くなる私ですが、場数をこなすうちにだんだん冷静に対応できるようになってきました。

 

これまでは父と相談しながら物事を進めていましたが、これからは私が判断していかなければなりません。

 

しかし車の保険が今月末だったのに気づいたのはラッキーだったのかどうか(汗)

 

短時間で決めなければならないことが次々やってきて、さっき施設入所の説明を聞いたのに忘れてしまいました。

 

この後、位牌の受け取りと法事膳のメニュー決めの打ち合わせがあります。

 

一度リセットしよう・・・